Alice's Adventures in Wonderland & Through the Looking-Glass (Bantam Classics)
いとこが海外旅行の際に買ってきたという本書を、鮮やかな表紙のイラストに見せられて手にしました。パラパラとめくっているうちに挿し絵のすばらしさと独特なシュールなキャロル節に引き込まれ、ついつい読みふっけてしましました。「不思議の国のアリス」を読み返すのは小学校以来でしたが、とても懐かしく、また「鏡の国のアリス」は初めて読んだのですが、これもまた存分に楽しむことができました。いとこの本を借りて読みましたが、何だか手放すのが惜しくなり自分用に一冊購入することにしました。価格もリーズナブルですし平易な英語で書かれていますので、英語の原書にチャレンジしてみたいと思っている方は是非! 英語好きな中学生でも充分読めると思いますよ。
あの頃のアニメ
比較的子供の頃見ていたアニメの主題歌がほとんどなので、
楽しく聴かせてもらいました。
ハウスの名作劇場など、割と良心的な(?)作品の曲が多いのが特徴。
「不思議の国のアリス」ってアニメでは見たことはないのですが、
あのTARAKOさんが歌っていらして、なんて愉快なメロディラインなんだろうと思ったら、
作曲が小林泉美さんでした。意外な発見がありましたね。
あとオススメはスラップスティックの「ハッピー・マンボ」。
既存のハッピーマンボにオリジナルの歌詞で、おもしろおかしく歌われています。
実はこれが目当てで購入したのですが、全体的にバランスのいい作りだと思います。
確かに歌詞だけのリーフレットは少々寂しい気もしますが、
その分価格が抑えられていることを考えれば特に気になることもありません。
不思議の国のアリス (角川文庫)
いい大人でも楽しめる不思議の世界。色々なところでその引用を目にする本作を手元においてきっちり読んでみようと思い購入しましたが、想像以上につじつまが合わない、脈絡の無い物語。でも読み進めることにストレスは無く、最後にはアリスと同じく何が起こっても驚かなくなっていました。読み終えたあとの満足感、このお話が100年以上を経てもなお多くの人に支持されている事実にも納得。
ただ、訳者は矢川澄子さんなのですが難しい言葉遊びをリズムよく訳していることには感心するものの、個人的には表現が古いと感じることも多々ありました。ほとんどの人が「3月ウサギ」(March Hare)と思っているものを「ウカレウサギ」と訳するところも違和感を持ってしまいました。ゆえ評価から1点をマイナス。確かに訳本って難しいのですが・・・。