神曲奏界ポリフォニカ 6 初回限定版 [DVD]
最初、このシリーズはそこまで評価していませんでした。
原作ファンとしては音楽は良いのですが、動画が、それに追随していないのが・・・。
(ハルヒ並の動きを毎回・・・というのは無理だとわかっているのですが。やはり、どうしても)
ですが、最終回を見て、評価をガラリと変えました。
素晴らしい。 本当に。
「偽物の虹でも、それに感動してくれる人達の心は本物。
その人達のくれた心からの拍手は、1つ1つは小さなエネルギーでも、
きっとそれは神曲なのだ」
少し変えて掲載していますが、この言葉はとても胸をうちました。
最後の、街にいる人々がリズムをとったり、合わせて演奏する様はとても感動しました。
マクロス7を思い出しました。
音楽は、こんなことだってできるんだ。 心を1つにすることだってできるんだ。
実にいい。 歌も、音楽も、役者の演技も、映像も、演出も、すべてがいい。
また、このような良作にめぐり逢いたいものです。
この作品に関わった全ての方々に、「ありがとうございました!」
神曲奏界ポリフォニカ 0~4話フルパック
なんかノベルタイプで面白いのないかなぁー・・・と思い、今回このPSP版で初めてポリフォニカの世界を知りました。
人間(ダンティスト)が奏でる「神曲」が、精霊にとっては「生命の糧」となりお互いギブ&テイクの関係にある・・・というのが大まかな世界観設定にあります。主人公・フォロンは、とあるキッカケで上級精霊であるコーティカルテ(コーティー)と出逢います・・・が、再会するまで12年もの月日が流れ、少年だったフォロンはすっかり青年に。そして・・・。
・・・といった感じで(笑)、その後の展開がとても気になってしまうストーリーでした。
「何の為に、神曲を奏でるのか?」という言葉が出てくるんですが、これが結構深いんですよ。
現実の世界で・・・所謂「商業主義」のアーティストは実際いますが、その人に同じような感じで「何の為に音楽やってるのか?」と尋ねた場合、果たして即答出来るのだろうか?・・・と。本作は、そんな「音楽をやる意味」という大きなテーマが根底に存在しています。何らかの形で音楽に関わってる人は、日本だけではなく世界中に沢山いると思いますが、そういう人達にこそこの作品を知って頂きたいなぁと思いました。
改めて自分自身の「音楽をやる意味」というのを見つめ直す良い機会だった・・・と、プレイし終わってしみじみ思ってしまいました。
先に述べた主人公のフォロン、上級精霊でありもう一人の主役であるコーティーを始め、フォロンを影から支えるレンバルトや、ダンティストとしての方向性を示してくれるユフィンリー先輩、フォロンに憧れる双子のユギリ姉妹、のん気に香茶を飲みながらも(笑)実は本作における重要な人物である学院長・・・などなど、個性的で魅力溢れるキャラクターがホントに沢山いました。
神奈月昇氏による原画はかなり素晴らしく、本作の大きな魅力の一つとなってます。
とにかく本作は「フォロンとコーティーの絆の深さ」が最大の見所でありポイントです。
ゲームとしては珍しい(?)部類で、選択肢が一切無いという・・・つまり「メッセージ送りゲー(笑)」という変わったタイプの作品です(用意された物語をただひたすら読んでいくというゲーム)。
面倒臭い分岐のあるゲームが嫌いな自分としては、ストーリーに「より没頭出来た」という部分でとても好評価です(^^!
一つ難点を挙げるとすれば、テンポの悪さでしょうか?(「フルボイスだから」という理由じゃなく。)
他の方も書かれてますが、全4話に区切られてる影響で同じ説明(例えば、学園の概要とか人物説明とか)が1話毎に一から挿入されている点です(これが結構な長さ(^^;)。このゲームを手に取った方は必然的に全4話を読む事になる訳なので、説明が不要な部分はカットする事も出来たんじゃないのかと思いました。説明が入る冒頭で「〜〜〜の説明を飛ばす」的な操作が可能なら良かったんですが・・・。
とにもかくにも「良い作品に巡り会えた」と心から感じました、お奨め(^^!
「神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS」DVD BOX(初回限定生産)
やっぱり面白いです♪DVD-BOXになってくれて嬉しいです。通常のは2話しか入ってませんし値段がちょっと高めだったので購入を躊躇いましたが今回はBOXになったので即購入しました(笑)
コーティに振りまわされるフォロンが微笑ましいです♪
神曲奏界ポリフォニカ ネバーエンディング・ホワイト (GA文庫)
赤、黒、青、金…とさまざまな色でシェアワールドを行っている「ポリフォニカ」シリーズ。
その中で、自分が最も愛した白の物語がとうとう完結を迎えた。
物語の結末(精霊島墜落、スノウの精霊化、マナガの変貌)は、
未来編であるクリムゾンやブラック、原作のキネティックノベルなどで断片的に語られていたので、
そこに至るまでをどのように描いて、どうやって着地させるかが見どころだったのだが、
若干物足りなかった、というのが読了後の正直な感想だ。
前巻から展開がいやに駆け足気味になり、グラナード公爵やベルンシュタイン公爵の登場は唐突だし、
プリムローズの母の設定や、プリムローズの幼少期のエピソード、それに対するデイジーの指摘も、
全く伏線がなかったので、いささかご都合主義というか、後付設定くさい印象が拭えない。
また、アナベルやハーミット、ランディなど、折り返し地点から急に登場人物が増えてきたが、
その割には大した活躍もなく、突然出てきてそのままフェードアウトしていったという感じ。
キャラが増えすぎたせいで、ポリ白の肝であるはずのブランカとの交流が少なくなり、
散々引っ張ったエターナリア、アンジェロ・アンジェリカの死も簡単に片付けられてしまい、
あれだけ伏線張っていたプリムローズとの最終バトルも、消化不良に終わった感が否めない。
個人的には「メモリーズ・ホワイト」あたりまでが、ポリ白の最盛期だと思うが、
それでも5年近く愛読し続けた物語が無事着地してくれたので、完結を記念して星一つ追加。
あと、マナガ(ラグ)の末路については、故大迫先生に配慮した高殿先生の決断に敬意を表したい。
高殿先生、長い間素敵な物語をありがとう。
神曲奏界ポリフォニカ Memories White ~エンドレスアリア~ 初回特典版
新規の人には厳しいでしょうが、小説版白を読んでいる人にはぜひプレイしてもらいたいです。
ダンテやレブロスなどポリフォニカ赤や白で語られた重要なキーワードについてかなり詳細に語られています。今後もポリフォニカと付き合っていくならぜひともプレイすべき。
同じキネティックノベルの赤より面白かったかもしれない…
少なくとも敵を倒してハイ終わりと言う展開にはなりません。