横浜DeNAベイスターズ2012オフィシャルイヤーマガジン (アサヒオリジナル)
プレゼントとして知人に直送したので、現物は見ていませんが、相手には喜んでもらえました。
在庫がないお店が多い中、すぐに送っていただけて、非常に助かりました。
プロ野球スピリッツ2012 公式パーフェクトガイド (ファミ通の攻略本)
『プロ野球スピリッツ』シリーズのファンにとっては,もはや恒例の本です。攻略本とは銘打っていても,前半は各モードの基本的な説明とデータ集,後半は全登録選手の初期能力とA覚醒後の能力値が掲載されています。実質的には『プロスピ2012基本ガイド&データ集』といった内容です。それでも,ゲーム内で全登録選手(基本的に,12球団に所属している選手のほとんど全員)の能力を調べるのは非常に大変なので,ペナントレースモードのトレードで欲しい選手を探すときなどには非常に役に立ちます。また,選手の顔グラフィックや前年度成績なども掲載されているので,リアルプロ野球の選手名鑑代わりにもある程度使えます。
なお,後半の能力値部分なのですが,A覚醒というのはVPショップで購入できる上限の能力値です。ペナントレースモード等では,選手は複数段階にわたって覚醒し能力が上昇していきますが,その中でAというのは上から三番目の段階で,この上に「A+」と「S」があります。ただ,VPショップで選手の覚醒能力を購入すると,最初から覚醒後の能力で選手を使うことができるのですが,その購入できる上限がA覚醒というわけです。各選手をA+やSまで成長させたときにどこまで能力が上がるかは,実際にプレイしてからのお楽しみです。
この能力値データについて,初期能力とA覚醒後の能力だけではなく全段階の能力を掲載すべきだというレビューが例年あるようですが,ちょっと考えてみれば,そんなことは物理的に不可能だということが分かります。現在のシステムだと,各選手に設定されている覚醒段階は少ない選手でも5段階,一番多い選手だと15段階(いずれも初期能力を含む)あることになりますが,この本のように初期能力とA覚醒後の能力を掲載するだけでも全335頁の半分以上を費やしているのに,全員について全段階の能力値を載せようとしたら,おそらく市販できる本ではなくなってしまうでしょう。A覚醒だけでも,各選手が大体どういう方向に成長するのかは分かりますので,それで満足するしかないのだろうと思います。
ただし,この本の不親切なところは,上記のような「覚醒後の能力」の意義についてろくな説明がなく,プロスピシリーズの初心者はA覚醒が上限値だと誤解してしまうような書き振りになっていることです。2010までは,S覚醒は完全に隠しデータ扱いで,S覚醒の能力値が設定されている選手もごく少数しかいなかったので,このような書き振りでも大きな支障はなかったのですが,前作から全選手にS覚醒の能力が設定されるようになったので,従前と同じような書き振りは明らかに不適切です。この点は強く改善を求めたいですね。