【初回生産限定】レッドクリフ Part II -未来への最終決戦- コレクターズ・エディション [DVD]
Part1でその甘ったるい声と美しさにすっかりやられてしまい、リン・チーリン見たさに映画館に足を運んでしまった1本。おそらく、このインターナショナルな作品に出演したおかげで、台湾のアイドルから世界のヴィーナスへとブレイクするのは時間の問題だろう。ひょっとして次回ボンド・ガールなんてお声がかかるのかもしれない。
さて肝心の映画の中味だが、最大の見せ場である“赤壁の戦”についてはみなさんの予想どおり(予想以上に)大迫力のスペクタルなシーンのオンパレードであり、ここにケチをつける人はあまりいないと思われる。ただ、Part1では曹操軍と連合軍の間に3つほど小競り合いがあったことを考えると、戦闘シーンが赤壁のみというのはバランス的にどうなの?という気がしないでもない。元々1本であった映画を2つにぶったぎった影響がこんなところに出ているのかもしれない。
要するに、赤壁にいたるプロローグがあまりにも冗長でタルイのである。本来であればここで、“10万本の矢作戦”と“裏切演出作戦”でちらりと垣間見えた諸葛孔明(金城武)と周瑜(トニー・レオン)の確執を『三国志演義』にならってもっと濃密に描くべきだったのかもしれない。しかし、そこをあえて突っ込まなかったところに本作品唯一の政治的意図があったのではないだろうか。
もはや中国経済発展のダイナミズムに頼らなければ、先行きがままならなくなりつつある日本。中国アレルギーが日本国民の中にはまだまだ根強いが、この先10年でそんなわがままも言っていられなくなるだろう。良かれ悪しかれお互いがお互いを必要としている両国の関係性が、この映画のラスト・シーンからどことなく浮かび上がってくるのである。中国にとっても近くて遠い国なのだ、日本は。
あいまいLOVE―卯月麻衣写真集
なんで初ヌードが山岸氏だったのでしょう。篠山紀信が撮るものとばかり思ってましたが。写真集としては合格点なんですが、一味足らない。そこが山岸氏と篠山紀信との差かと。あとAV4社と契約してDVD出す様だけど、これもなんだかなぁ〜って感じです。水沢アキの再来ってうたい文句なら、篠山紀信の写真のみで女優業に進んで欲しかったです。
A-Bloom(エー・ブルーム)Vol.4(実用百科)
F4のコンサート記事はもちろんですが、個人的には付録の台湾ロケ地ガイドが良かったです。
台湾には何度か行ってますが、意外な場所が撮影に使われていたりと、おもしろかったです。
韓国ドラマのロケ地ガイドはいくつかありますが、華流ドラマのロケ地ガイドも出してもらえるとうれしいですね(あるのかな?)。
レッドクリフ Part II -未来への最終決戦- スタンダード・エディション [DVD]
80万の曹操軍をわずか5万で迎え撃つ劉備・孫権連合軍は、軍師・孔明の知略と指揮官・周瑜の活躍でどうにか撃退に成功する。思わぬ大敗にも依然圧倒的な勢力を誇る曹操は、2000隻の戦艦を率いて赤壁へと進軍する。そんな中、曹操軍には疫病が蔓延してしまうが、非情な曹操は死体を船に積み、連合軍のいる対岸へと流す。これにより連合軍にも疫病が拡がり、ついに劉備は自軍の兵と民のため撤退を決断する。ただひとり戦地に残り、周瑜とともに戦う道を選んだ孔明だったが、劉備軍が持ち帰ったことで生じた矢の不足の責めを問われてしまう。すると孔明は、周瑜に3日で10万本の矢を調達してみせると宣言するのだったが…。
後半編です。前作は如何に蜀が呉をとり込んで戦いへ持っていくかという部分が大きかったですがこの作品は「赤壁の戦い」そのものです。事実とはかなり違うでしょうし、設定的にも無理があったりもします。ただ、大局的なものの見方ではこれくらいは仕方がないと思いながら見るしかないような気がします。
壮大なスケールは十分楽しめました。