上海異人娼館 チャイナ・ドール デジタルリマスター版 [DVD]
現題は "Les Fruits de la Passion" 。「エマニュエル」「O嬢」「イマージュ」などのフランス・エロ文学は、元々アジア・エロへの憧れを持っており、続編などは必ずここへ行き着く。この原作を寺山風に展開した手腕は見事で、DRM版で鮮明になった。成功した寺山ワールドは「ダンス・エレマン」で舞台になったり、アートン新社からは絵本も出ている。高橋ひとみもこの映画でデビューしたが、1980年のことで、今は昔ですね。
江戸川乱歩異人館 1 (ヤングジャンプコミックス BJ)
まさに「大人」のための乱歩。このビジュアルは原作から想像される映像そのものだろう(原作者が美形なのはどうかと思うが…)
早く他の乱歩作品も艶画にしてもらいたい。
パノラマ島の異人や人獣混合の異人、そして明智のライバルたる「あの異人」にも早く登場してもらいたい。
ビジュアル資料 明治・大正・昭和 西洋館&異人館
300ページの分量のうち、290ページの分量を、明治・大正・昭和の西洋館や異人館の外観と室内の写真で埋め尽くされていました。伊藤隆之さんによる美しいカラー写真で天井や階段、シャンデリアや応接セットなどの調度品などが紹介してありました。1ページを4分割にしているページもあり、740カットという情報量は半端ではありません。
なお、巻末に洋館データが記されてあり、各建物別に平面図や設計者、完成年度、特徴などが記されていました。
帯やサイトの解説にもあるようにも「作画のための洋館写真&資料決定版!」でした。本書を元にイラストや漫画を書かれるようで、その資料としては最適だと思います。
83ページからは良く見知っている長楽館が5ページ渡って紹介してありましたが、実に美しく、こんなに光り輝いていたっけ、という感想を漏らすほど素晴らしい写真で掲載してありました。
異人館・領事館、個人住宅、役所・公会堂、銀行、会社・商店、迎賓館、ホテル、倶楽部、学校、博物館、美術館、宗教施設、駅舎、工場などのジャンルに分けて順に紹介してありました。洋風やモダニズム系の建物からは、モダンやハイカラと言う言葉が相応しいような近代的な建築の魅力が伝わってきました。
何れの洋館も、明治以降の日本の発展と共に歩んできた風格が滲み出ていました。内部の設えの美しさからは、往時の繁栄振りが伺えます。威厳もありますし、質感の温かみが建物全体から受ける優しさを伴っています。風雪に耐え、震災や戦禍もくぐり抜けた歳月がその姿に表れていました。
美しい建物を作る誇りのようなものが見えてきますし、当時の施工会社や設計士、職人の矜持などが感じられ、美意識や技術の粋がそこから見てとれます。西洋の技を日本の風土や生活習慣にいかに根付かせるかという工夫が感じられました。
金田一少年の事件簿File(2) (講談社漫画文庫)
このストーリーのメイントリックは、
推理作家・島田荘司氏の代表作「占星術殺人事件」の
トリックを使用しています。
パクリうんぬんを抜かして良い作品に仕上がっていると思います。
金田一が瀕死の重傷をおってしまうのもこの物語の見所だと思います。
トリックの原作も読んでみようと思います。