実録 中村天風先生 人生を語る
とてもすばらしい本です。
よい言葉がたくさん書かれています。
特に注目すべきは、
第二次世界大戦中のご様子がよく書かれていること。
若者の命を思い、
戦争の早期終結を望んでいた
ご様子が伝わってきます。
この頃の事が書かれた本は
他にはほとんどないような気がします。
飛べ!フェニックス [DVD]
確か最初に観たのは小学生の頃,NHKのテレビ放映だったと思います。
絶望的な状況下で人(複数)はどう決断できるか?という永遠のテーマを見事にエンターテインメントとした傑作です。
今回,押井守氏のインタビュー記事で,監督がハリウッドの過酷なマッカーシズムの体験者であったことを知りました。
「政治」を志す若い人に,是非一度視聴をお勧めします。(「坂の上の雲」なんかより百万倍有益だと思います。)
飛べ!フェニックス [DVD]
「おもちゃの飛行機屋」と言われ反論し青年。おおきな飛行機より小さな「おもちゃの飛行機作り」は難しい。
不時着し絶望していた彼らは故障した飛行機を自らの力で飛ぶ飛行機につくり変えた。
そしてパイロットは賭をした。飛行機は飛んだのだ。
彼らは救われたのだ。
それにしても、すごい役者が勢揃い。涙が出そう。
男の反発と友情。さあ、生き抜く戦いに参加しよう。最高の男っぽい映画。
飛べ!フェニックス [DVD]
序盤からC-119の派手な不時着シーンで音響効果がとても良く、重低音がビリビリと響き臨場感は最高潮!
砂嵐の中を乱れ飛ぶ様子は、宮崎アニメを実写化したような迫力があり、十分に楽しめた。
“砂色一色”の映画にしてはテンポが良くって、ラストまでまったく飽きずに観れます。
オープニングのカントリー風の音楽も、映像とマッチしていて、リメイク物としては上出来。
D・クエイドとM・オットーとの関係の描き方も、色恋沙汰にならずにスカッとした気分で観ることが出来ます。
「負け犬」と表現され会社からドロップアウトしたと思われている人たちが、真剣に「生」を求めて模索する姿を本線とし、合理的で非人間的な組織と失業問題をも暗に提示しています。
フライト・オブ・フェニックス <特別編> [DVD]
数十年前、小学生だったボクは、TVで「飛べフェニックス」という洋画を観ました。
人間と人間の醜い部分がぶち当たる作品で、子ども心に強烈な印象が残った映画でした。
今回の作品はそのリメイクということで、現代劇ではどうなるのか楽しみに観てみました。
冒頭から主人公であるCー119輸送機の美しいフライトシーンから始まります。
模型ではなく本物を飛ばしているだけに、迫力の映像です。
その後すぐ、恐怖の墜落シーンとなり、砂漠に墜落した乗組員のサバイバルが展開するわけです。
この作品、軽いロックのBGMに乗って、出演者も目玉なしで、
B級映画の臭いをプンプン漂わせていますが、それが逆に新鮮で面白く十分楽しめました。
VFXバリバリの妖怪退治映画や宇宙人をやっつける映画などがまんえんするなかで、
人間同士がぶつかり合う男と男の対立や友情を描いていて、
極限状態のなかでいかに生き延びるかに引き込まれました。
主役のデニス・クエイドは平凡でしたが、サディスティックな役柄のジョヴァンニ・リビシが良かったです。
紅一点、ミランダ・オットーも花になってました。
最後、生還したメンバーのその後を紹介するフォトが面白かったですね。
DVDの仕様では、とにかく音がスゴイです。重低音で響いてきます。
風景は砂漠以外のなにもない作品ですが、久しぶりに現実的で化け物の出てこない男っぽい傑作に出会いました。