機動戦士ガンダム外伝―THE BLUE DESTINY (マガジン・ノベルス・スペシャル)
元になったセガサターンのゲームはしていませんが、小説として、1つの物語として、とても良い出来だと思います。
巻末には宇宙世紀の年表(シャアの反乱まで)と架空の人物の宇宙世紀についての歴史講演。
そして福井晴敏氏が解説を書いています。
同氏はターンエーガンダムの小説版を書き、2008/6現在は「ガンダムUC」を連載中。
ガンダムUCに登場する「ニュータイプ・デストロイ・システム」は、本書に登場する 「EXAMシステム」を(宇宙世紀世界の中で)発展させた物なのでしょうか。
機動戦士ガンダム外伝―THE BLUE DESTINY (KCデラックス)
最近ガンダムエースで著者がまたブルーを描いてるので再注目の一冊ですね
本来なら攻略本の物と別の出版社の物も一つにまとめて欲しい物所です
特に攻略本はもう手に入りませんからねぇ
機動戦士ガンダム外伝the blue destiny (プラチナコミックス)
一年戦争末期に起こった蒼いガンダムの物語。ストーリーのそこかしこから、著者の富野ガンダムへのへのリスぺクトを強く感じた。この姿勢は初代直撃世代ならではのものだと思う。
そのガンダムへのこだわりが、一年戦争期にしてはやや先進的過ぎるのシステム、EXAMを無理なく従来のガンダム世界に組み込んでいると思う。また、ガンダム世界内の講演の形を借りた解説や年表があり、ガンダムを読むのは久しぶりという方にも親切な構成となっている。
機動戦士ガンダム外伝―THE BLUE DESTINY 講談社文庫
・描写:
主な舞台である北アフリカ森林地帯の寒々しさと,モビルスーツの重量感を十分に感じることができる.
一方で宇宙/コロニー編ではやや印象が薄い.
・人物:
ヒロインとの恋愛描写はあるが,ドライ.
対してクルスト,アルフ,ニムバス,パク(小説オリジナル)といった男性の心理描写が実に渋い.
彼らの苦悩,焦燥感.
このあたりは著者(女性)の趣味かもしれないが。。
・SFとして:
原作ゲームのテーマである,新しく優良な人類種への危惧.
クルストの恐怖とニムバスの劣等感を前置き,凡才からエースへの嫉妬を引き合いに出すことで共感できる感情として描かれ,リアリティのあるものとなっている.
シミュレータ,ダミーシステムなど魅力的なギミックも,適量な説明で配置されている.
・原作ゲーム,アニメガンダムシリーズとの繋がり:
上記のニムバスの「劣等感」は,彼が「騎士」を名乗る契機として上手く補完されている.(実際にゲーム内でも頻繁に「騎士」を名乗るが,理由は不明だった).
ゲームでは全く触れられなかったクルスト博士の性格と狂気混じりの思想が,十分に描写されている.
また,彼の作中の境遇と所属する機関は,アニメのガンダムシリーズと無理なく繋がる構成になっている.
機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY (KCデラックス)
一年戦争末期に起こった蒼いガンダムの物語。ストーリーのそこかしこから、著者の富野ガンダムへのへのリスぺクトを強く感じた。この姿勢は初代直撃世代ならではのものだと思う。
そのガンダムへのこだわりが、一年戦争期にしてはやや先進的過ぎるのシステム、EXAMを無理なく従来のガンダム世界に組み込んでいると思う。また、ガンダム世界内の講演の形を借りた解説や年表があり、ガンダムを読むのは久しぶりという方にも親切な構成となっている。