日本怪談劇場 DVD-BOX
「怪奇十三夜」と同じく60年後半から70年中盤あたりまで製作された
和製カルトホラーTVシリーズのBOXです。なるほど。「怪奇十三夜」
と同じく1話ごと完結で全13話構成となっており面白いです。ただ、例
外もあり、有名な怪談「牡丹燈籠」「四谷怪談」が前編と後編の2話構成
で私の知っている怪談話と大幅な違いがありますが、視聴者をもっと楽し
ませる為だと思われます。同じストーリーでやってても新鮮味がありませ
んし、結構面白くアレンジしてあるので古典怪談ホラー好きな方ならおお
いに楽しめること請け合いです。虐げられた者が死して幽霊となり、怨み
の主を苛み破滅させる勧善微悪譚。西洋モンスターとはまた違う怖さがあ
ります。この調子で「怪奇ロマン劇場」「日曜恐怖シリーズ」「日本名作
怪談劇場」など未見のカルトTVホラーを発掘していただきたい。★4個。
Shake It Down
最後のアルバムになり、残念でしたす。彼が、日本で行って来た音楽活動の集大成なのかなと感じました。
1986オメガ時代のサウンドが、成長したカルロスで、新しく甦った気がします。そして、
昼ドラの主題歌にもなった、バラ−ド「FOREVER」は、彼の、甘くせつないボ−カルで、心
癒されます。徳永英明さん等、高音で、優しい声とボ−カルとゆらぎの有る歌い方?が、心と脳のストレスに効くと聞きました。20年前の1986オメガ時代は、彼らの音楽を愛する一人
でしたが、今、あらためて聞くと、本当に、心が癒されますね。
猫mix幻奇譚とらじ 5 (フラワーコミックス)
とにかく面白いです!
可愛い動物達がいっぱい出てきます。
動物大好きな人も、そうじゃない人も、きっとこの漫画のファンになると思います。
早く6巻が読みたいです!
members site - ZOO - (小学館文庫)
古いものは14年ほど前、一番新しいものでも5年以上前の作品です。
とはいえ、全く古さを感じません。
最近は、とらじと7SEEDSの長編ばかりなので、読み切りもいいですね。
ZOOは見逃していました。
これってシリーズ化しても面白いでしょうね。
主人公がいない、シリーズ物!?
共通して出てくるのは、銀のネズミくらいでしょうか?
ちなみに、amazonでの入荷がずいぶん先なので、
酷暑の中、本屋さんをいくつもはしごして探しました。
全部で6店舗くらい行きましたか…
(暑さでぼんやりしていて、「店員さんに聞く」ってコマンド、忘れていました)
購入した本屋さんで、在庫検索してようやく見つけました。
というのも、本の大きさを見落としていました。
文庫サイズなんです(小学館のHPで再度確認したら、“小学館文庫”でした)。
だからとらじや7SEEDSのところにはなかったのです…がっかり…
愛蔵版のところにあります。
ページ数も、価格も通常の1.5倍ですが、しっかりした紙を使っているので、小さいけど、お得だと思います。
文句なしの★5つです!!
故郷~文部省唱歌集
藍川氏は「これでいいのか、にっぽんのうた」などの著書を見ればわかるが、日本歌曲を日本語の発音に無頓着に歌われている現状に問題意識を持っている。
日本語本来の発音の美しさ、正確さに人一倍野こだわりを持っている。
俗に言う文部省唱歌というものは、やはり学齢期の子どもたちを対象に書かれたものだからだろうか、やはり気楽に軽く歌われる傾向が強いように思われる。
しかし、氏はいたって真剣に真摯に文部省唱歌と向き合っている。
日本語の発音についても、しっかりと発音されているのが分かるし、楽曲を省略や変更することなしに、オリジナルの原点を尊重している。
文部省唱歌は製作段階からいろいろと著作の問題などでいろいろ問題をはらむ要素も含み、オリジナルの尊重というと一筋縄ではいかないところももちろんある。
しかし、できうる限りオリジナルの尊重をしており、これだけ文部省唱歌を大事にしている歌手も実のところいないのではないかと思う。
以前「木下恵介」作品集のCDは酷評をしたが、このCDに関して言うならば、日本歌曲の芸術性の尊重がプラスの方向へ働いているように思う。
木下作品集では、やはり作曲の過程が映画音楽や大衆音楽であり、それを考慮するならば芸術性の尊重がそのまま大衆音楽などを下位に位置づける価値付けが行われてしまう危険性をはらむし、実際にそうなってしまっていた。
俗に芸術歌曲と言われる楽曲とは違い、楽曲それ自体からそれらが作曲され歌われる文脈性を排除してしまうことによって、価値が大きく変わってしまうものであり、楽曲そのものが持つ芸術性の尊重のみでは歌いきれない要素を持つのだ。
そもそも楽曲そのものだけでなりたっている歌曲の方が少なく(厳密にいえば存在しえないかもしれない)、作曲され歌われる背景から歌詞の内容を問わなくてはならない、またその時々の歌手や聴衆の存在も、歌曲の価値を左右しえる。
しかし、文部省唱歌の場合はいわば官製歌曲であり、そういった価値付けの問題をはらむ危険性が少ない。
それゆえに、CDを聞いていても木下作品集を聞いていて感じた疑問や葛藤などを感じないで、藍川氏の問題意識が歌唱にそのまま反映されていることを素直に聞くことが出来た。