世界の終わりの魔法使い (九龍COMICS)
かわいい絵に惑わされててはいけない。
惑わされて買ってもいいんだけどさ。
ボーイミーツガール、科学と魔法。
『わたしたちはこの砂漠の中にばらまかれた一粒の麦のようなものだろう 無限の時間と無限の空間にただ圧倒されるだけの存在』
『つまり世界がわれわれを無視しつづけるのと同じようにわれわれもまた世界を無視しつづけているだけだ・・・ しかし例えば一冊の本を読むことはそれに抗うことだよ。一冊の本を著すこと一篇の詩を詠むことは世界に無視され消えてしまうことをこばむ行為だとわたしは思う。広大すぎる世界に圧倒されないようにふんばっているんだな・・・』
世界に時間に圧倒されても僕らが抗う唯一の方法の在り方。
ディエンビエンフー 1 (IKKI COMICS)
話題作ということで、本屋さんで平積みになっていたものが目についてジャケ買い。
ベトナム戦争について何も知らなかったので、学ぶきっかけになればと思って購入しました。
私は戦争や殺戮に興味があるものの、グロはかなりダメです。
でも絵柄のかわいさのおかげで、気持ち悪さやエグさはまったく感じません。
殺戮シーンでも、人形劇を観るような全然生々しくない描写。
戦場が持つ迫るような危機感が全く感じられないので、戦場の狂うような恐ろしさが怖くて戦争の漫画が見られない人に向いてます。
ただし子供が描いたようなグロテスク描写はありますので、グロが一切ダメな人はご注意です。
他のレビュアーさんが描いているような独特で秀逸な戦争/戦闘漫画として気に入り、残りの既刊をAmazonでまとめ買いしました。
ハリネズミ
この歌を聴く度に、クレインとフリュネ、ネッサの姿が目の前に浮かんできます。歌詞にクレインのフリュネへの想いが熱く表現されているようですね。EDの『Down By The Salley Garden』も心癒されます。最終回(第11話)のラストシーンを思い浮かべながら聴くとイイですね。
成功学キャラ教授 4000万円トクする話 (講談社BOX)
独特の言葉を使う異色小説家がビジネス本の流儀で「成功」を語った本。
清涼院さんは、ミステリ小説家としてデビューされてから、本当に独自の活躍をなさっている方ですが、ビジネス系の書籍にも親しんでいらっしゃったそうです。
ビジネス本の特徴は、まずポジティブであること。そして明快であること。システマティックに意見が整理されて読みやすいことなどがあげられます。
一方小説にはネガティブで何を書いているかわからない、妙に長い、話が前後する、答えが出ない、映画化が失敗するという性質をもったものも少なくありません。
語っていることはビジネス本によく書かれていることも多いのですが、ところどころに筆者の味わいがあり、それが個性になっているといえるでしょう。普遍的なことを対象にしているので、万人向けととりあえず呼んでしまってもよいでしょうか。
私個人の意見ですが、小説とビジネス本はお互いに取り入れるところが多いと思っていたので嬉しいことです。
また、どちらかのジャンルしか知らない方がお読みになれば、一味違う「流水流」を味わうことができると思います。
クイック・ジャパン87
表紙につられ買いました。
AKB?曲まったく知らない(笑)
そんな僕ですが読んでみると非常に興味深い。
世間ではモー娘と同じ風に見られがちですが
歌と踊りと女の子意外では、まったく違います。
ランドセルしょって秋葉の劇場に行き、そこで自分を売り込んだ女の子とかいて
「マジ?」とか思いながら読みました。
コアなファンから、ド素人さんまで1度は読むべき。
AKB特集第二弾をまたやるべき。
もっと曲紹介やメンバーのディープな内面を取材してほしいです。
あと、ページの最後の方の「川口春奈」の写真が死ぬほど可愛いです。
彼女のファンは買わないといけません。