みんなに役立つ血友病の基礎と臨床
血友病とその関連疾患について、その基本からトピックまで、幅広く網羅されています。
ここまで広く、分かりやすく書かれていた本はなかったんじゃないかなあ。
とりあえず、血友病の診療に関わる可能性のある人は読んでおいたほうがいいと思う。
日常診療に必要な事は網羅されていると思う。
しばらく、関わっていなかった人のアップデイトにも、、。
ウィリアムズ血液学マニュアル
もともと血液志望でしたので、初期研修医のときに買いました。
その時は「難しいしよく分からないな。」といった印象で、そのまま本棚の隅に眠っていました。
その後血液の道に入り、様々な難問にぶちあたったとき、エビデンスのみを羅列する本ではなく、具体的なマニュアル本のようなものが欲しいと思い藁にもすがる思いでこの本をとりました・・・。
あまりの素晴らしさに驚きました。わたくしは血液学は初心者ですが、この本はかゆいところまで実によく書かれていると思います。まあ、あのWilliamsからなので当然なのでしょうが。
かつ、英語の苦手な私でも読める日本語版なので、同じく英語の苦手な方にもとっつきやすいのではと思います。おすすめです。
血液病レジデントマニュアル
血液内科の先生から推薦していただいたこの本
一般内科を専攻している自分にとって、いわゆる「初学者」むけや、血液内科を専門にしていない方を対象にした血液学の本は少ない印象でした。
この本は日常臨床で遭遇するWBC上昇、血小板減少などの鑑別、検査が掲載してしてあり、これは、今までの血液内科の本には、書いてありそうでなかった
内容で、患者の異常が血液疾患によるものか、否かから判断する一般内科の自分にとって非常に日常臨床の助けになります。
また、もちろん疾患別の内容も非常に簡潔にまとめられており、血液内科の初学者の方にもお勧めの一冊です。