ポンキッキーズ21 キーズラインダンス [DVD]
マスターテープもひっくるめてアナログ時代の映像なので、画質はそれなり。
また、「Let's Go いいことあるさ」はライブバージョンのみの収録というのが残念なところ。
一方で「夏の決心」は浜辺版と花火版の両方を収録しています。
とにかく懐かしく、楽しく、それでいて、ポンキッキーズの先進性を感じた。
ふたりだけの窓 [DVD]
「ロシア人とサルが地球の外へ飛んでいったぞ」というセリフがある。
ガガーリンの世界初宇宙飛行が1961年である。
ヘイリー・ミルズ芳紀21歳の時の作品である。後に、この映画の監督と結婚している。ミルズの魅力を実によく引き出している。
ストーリーは、なかなか本当の夫婦になれない新婚の二人の悩みであるが、背景に60年代イギリス労働者階級の生活が丁寧に描かれている。
高度成長以前の日本の状況と驚くほど似ているのに驚く。
いつの時代、どこにでもある普遍を活写している。
最後は、ベートゥヴェンの第五番の暗から明へというモティーフが象徴的かつ印象的に響きハッピーエンドのカタルシスもある。
一つの時代をよく切り取り、完成度の高い映画となっている。
ムービー・ヒッツ(2)
聴くだけで思い出がよみがえるほど懐かしい「夢のカリフォルニア 」「雨にぬれても」「ロック・アラウンド・ザ・クロック」、最近観た映画がありありと浮かんでくる「ロック・イズ・デッド」「オール・バイ・マイ・セルフ」、新旧の映画音楽がこれでもか!というぐらいに収められていて、とってもお得です。
ただ、どちらかというと、個人的には前作の「ムービー・ヒッツ」の方がたくさん好きな曲が収録されていたので、前作に軍配が上がってしまうんだけど・・・。でもこちらは最新の映画がたくさん特集されているので、最新の映画音楽に注目している方は要チェック!です。
グッデイズ~ロックンロール50
エルヴェス・プレスリーを筆頭に、ビル・ヘイリーと彼のコメッツ、チャック・ベリー、リトル・リチャード、バディ・ホリーなどまさにロックンロールの有名人たちが一挙に入っているとゆえるベスト版。いままでロックンロールに興味のあった人はもちろん、ロックンロールの初心者にも最適な一枚。しかも2枚組みで全50曲というボリュームもうれしいところ。
しかし個人的に不満点を上げるなら「ブルー・スエード・シューズ」で有名で、ビートルズも何曲かカバーしているカール・パーキンスや「ビー・バップ・ア・ルーラ」で有名なジーン・ヴィンセントなどの、ロカビリーシンガーが入っていないのが残念。しかしそれでもロックンロール好きなら、かって損なしと思える1枚。
僕たちの洋楽ヒット Best Of 50’s 1950~59
現代のように各人の音楽の関心が個別分散化されている時代とは対照的に、1950年代は日本人皆がラジオを通して同じ音楽を聴いていた時代でした。流行歌と呼ばれた歌謡曲もそうですが、海の向こうのポップスも洋楽というくくりで日常的に愛聴していました。
日本にロカビリーブームをもたらした「ロック・アラウンド・ザ・クロック」に始まり、プラターズの名唱「オンリー・ユー」の美しいハーモニー、ハリー・ベラフォンテのカリプソ「バナナ・ボート」も懐かしい曲です。
パット・ブーンの情感たっぷりの甘い声が魅力的な「砂に書いたラヴレター」、映画音楽の代表ともいえるフォー・エイセス「慕情」も舞台となった香港チックな伴奏が面白く感じられます。
レス・バクスター「アンチェインド・メロディ」は映画『ゴースト』でも挿入されてリヴィヴル・ヒットとなりました。ナルシソ・イエペス「禁じられた遊び」は、ギターを練習した者は必ず弾いたものでした。ドリス・デイ「ケ・セラ・セラ」も大ヒットしました。
デビー・レイノルズ「タミー」を聴きたくてこれを入手したわけです。これほど愛らしくて夢見心地の女性心理を歌った曲ないでしょう。これぞオールディーズの名曲です。
プラターズ「煙が目にしみる」、ビクター・ヤング「エデンの東」、コニー・フランシス「カラーに口紅」、ダイアモンズ「リトル・ダーリン」、アントン・カラス「第三の男」、どれも珠玉のオールディーズでした。
リーフレットには、全曲の解説、歌詞、対訳が掲載してあり、親切な編集です。