Conflicted
多くの曲に美しいアルペジオやキャッチーなギターソロ等おいしいギターフレーズが詰まっており、聴き応えがあります。
私は特にConflictedとWords Of AgitationとPunisherが好きです。
しかしたしかにクリーンボイスは上手いとは言えず物足りなさを感じます。
激しさよりもキャッチーで聴き心地良いギターフレーズが数多くあり自分はかなりハマれました。
Killswitch Engage (Reis)
必死に探し出し、掴み出そうとしている。
それは今時何百というバンドがやっているであろう「スクリームヴォイスとクリーンヴォイスの融合」を、どのレベルで曲に溶け込ませるか、その曲のスタイルをどういった方向へ向けていくのか…。しかもその曲の土台は革新的な驚異のサウンドではない。 それは全体をイメージ付けるギターサウンドが非常にオールドスクール、つまりヘヴィーメタル的だということ。スピードチューンも有り、ジェシー・リーチのヴォーカルも含み、ヨーロピアンメロデスの要素も散りばめてあるので一概に全てがオールドスクールとも言えないが、80’ ヘヴィーメタルを聴いてきた者としてはそう感じてしまう。 が!彼らがやろうとしたそれらの融合が、後に「最前線の音」となってしまう。
このアルバムの時点でアダムはドラムを叩いている(言われなければ判らないかも)が、かの音大バークリーを卒業しているので曲作りに参加していないわけがなく、バンドの方向性に手ごたえがあったのではないだろうか? 例えば、同じような歌い方をしている他のヴォーカルと比べると飛び抜けてと言うわけではないが、ジェシー・リーチの哀愁漂うクリーンパートの「質」と「タイミング」がかなり良い(特に2曲目の「Vide Infra」)。 後々この部分に重きを置いていくスタイルになるのも分かるような気が…。
現在のスーパーバンドのスタートラインを知るうえでは、貴重な1枚だろう。
As Daylight Dies
前作と比べ、何となくハードになってる気がします。雰囲気は変わらないですが、ちょい攻撃的というか押し寄せてくる感じがして、聴けば聴くほど曲の深みが増す、完成度の高いアルバムです。ハードコアの中でも、聴きやすい、飽きが来ない楽しませてくれるアルバムです。前作同様一曲一曲に個性があり、そのKse独自の個性が強く、しっかり伝わってきます。ただ激しいだけでなく激と静が入り混じった、Calibanのようなスタイル(Caliben程Darkではないが)はハードコアの中でも一歩先に出ている、これからのハードコアの基になりそうな、是非なって欲しいスタイルだと思います。ほんとKseカッコイイわ!!星5つじゃ足りん(笑)
WWE WRECKLESS INTENT
やっぱレジェントキラーのテーマ曲は最高!!
バティスタやトリプルHの曲も入っていて、かなりノリノリな一曲だと思います。ヘンリーとか入れるぐらいならエッジやシナのテーマ曲にしてくれたらイイのに! こちらは日本盤特典としてスマックダウンとチャーリーハースの曲が入ってます!
Killswitch Engage
アメリカのメタルコアバンド、キルスウィッチ・エンゲージの2009年作
以前はもっとメロデス的なサウンドだったと思ったが、本作で聴けるのは
いわゆるスクリーモ系のモダンさと、ヘヴィさとキャッチーさが混在した音で
かつてよりずいぶんと変化している。ときにメロディックなフレーズを奏でるギターなどは
けっこういい感じであるが、楽曲そのものは激しさもメロディックさもどっちつかずで、
よくいえばバランスがとれているが、悪く言うとインパクトが弱い気がする。
個人的には、スクリームの合間にノーマル声で歌われるキャッチーな部分を、
もっと極端にした方がよいような。今後の方向性に迷いを感じさせるアルバムだ。