おそ松くん (3) (竹書房文庫)
3巻になって、チビ太が連続して登場するようになってきました。
チビ太って本当に可愛いですね。
まだ、おでんは手に持っていないのです。イヤミも初期の姿を表しています。
この頃のチビ太は、スターシステムによる出演だったんですね。
手塚治虫氏や藤子不二雄氏がやり始めた漫画のスターシステムですが、チビ太は「チビ太」として登場しているわけではなく、他の役名での出演です。
それと、「天才バカボン」に比べますと、コマの余白が少なく、しっかり描いているのが特徴でしょうか。
赤塚氏の人気が爆発するのはもう少し先のようですから、まだ自信満々のレイアウトとまではいかないようです。
おそ松くん (2) (竹書房文庫)
父さん、母さん、6つ子。魚屋のトト子ちゃんが、もっとも古いキャストのようです。
親でも見分けがつかないそっくりの6つ子が、様々な役回りを演じています。
どんな役でもできるんですね。
時々、チビ太らしきキャラが出てきます。
このチラッと出てくる感じがまたとてつもない面白さですね。
ぼっとした雰囲気といい、6つ子にいじめられっぱなしでもへこたれない個性。
弱いくせに、威張っている。
遠くから見るとけっこう可愛いけど、可愛すぎて虐めてしまいたくなるようなキャラでしょうか。
まだ、この巻あたりでは「おそ松くん」の人気は爆発前の時期です。
おそ松くんがかなりのいたずらっ子だったことがよくわかります。
こういうキャラに読者は親しみを感じはじめたのですね。
漫画は憧れから、親しみに広がってきたのかな、とも思いました。
おそ松くん (6) (竹書房文庫)
チビ太、イヤミ、ハタ坊、デカパン。
いよいよ役者が揃ってきました。
イヤミはトニー谷さんがモデルだそうです。
表紙絵のような完成形になるまでには、少し時間がかかったようです。
シェー!も同じように、イヤミの専売特許になるまで、時間がかかっています。
ギャグというのは、積み重ねでもあるんですね。
赤塚ストーリーギャグの世界が「おそ松くん」でこうやって出来上がっていったんでしょうか。
その作品をこうやって読めるのが嬉しい限りです。
テレビまんが主題歌のあゆみ
今あらためて大人の耳で聴いてみると、色々な発見があってワクワクします。たとえば「マッハ・ゴー・ゴー」なんか水戸黄門のうっかり八兵衛が歌っているのは有名ですが、バックの演奏がただ者ではないグルーブ感を出していたりします。自分はコーラス中心のリミックスよりこっちの方が好きです。「リボンの騎士」では下手なミュージカルのサントラを軽く凌駕してます。懲りすぎです富田勲先生。子供の頃レコードで聴いたのとは違って、今のオーディオでCDだとこれほど違うのかと思うはずです。
みんなのテレビ・ジェネレーション アニメ歌年鑑1988年
結城めぐみさんの2曲(YOUとTWO OF US)が収録されています。
美味しんぼのアニメで使われていた歌になります。この2曲の音源は古くなかなか入手不能ですからこのようなコンピアルバムを利用しないと聴くことができないのでおすすめです。
結城めぐみさんの声、最近なかなかこういう声を持つ女性歌手はいませんね・・、80年代って
かなりいい時代だったのかななんて今更思います(小比類巻かほるさんも素晴らしいし・・)
また80年代の曲調もたまらないものがあります、なんかいいんですよね・・。
ただ中村由真さんの2曲(こちらも美味しんぼのOP/EDで名曲)が収録されてれば★5つでしたね。名作アニメの情景が見事に浮かんでくる半端ない融合度の名曲集です。