Inside Out /Grp
正にお肌の曲がり角といった作品。個人的には「いてもーた」といった
印象をもっている。
長尺の曲、特によく分からんIntermezzoが入っているものもあり、以前
のアルバムによるポピュリズムを前提にすれば聴きづらい仕上がり。
更に、テーマもはっきりしないものが多く、何を演っているのか
ハッキリしないものが多い。
正直いってネタが尽きたので超絶技巧ソロで埋め尽くして帳尻を合わせ
たというイメージを持ってしまった。
ちょっと意地悪い物言いだろうか?
ライヴ・アット・アイオワ・ステイト・ユニヴァーシティ 1987 [DVD]
演奏そのものはCCEBなんですが、エリックマリエンサルとフランクギャンバレがいなかったのが残念!ただし一人一人の技量とパワーで遜色はあまり感じません。もう少し時間が長く収録されていれば良かったかな。
Elektric Band
当時FusionといえばJazz+Rock+軟派 といった有難くないポジション
を負っていたものだったが、Chickのこのプロジェクトのおかげで
新たな地平が見えてきたと当時は思ったものだった。
プログレロックのようなオレ様族的な押し付けがましさではなく、
キャッチーなフレーズと正確且つ超絶なプレイで聴衆の耳を嫌が負う
でも惹きつけてしまう。
こういう聴かせ方があるのだ!という新鮮さがとにかく感じられた。
何しろ今でも時々NHK辺りのTV番組のキャッチやBGMに使われている位
なのだから。
しかし残念ながらこのバンドが提供したそういった要素の組み合わせ
はそうそうできるものでもなかったことは、他に続くバンドが見られ
なかったことから分かる。
Chickのようなライター兼プロデューサー兼超絶プレーヤーと、彼の
意のままに奏でる優秀なアシスタント陣。やはり他では望めない集積
であったのだと思う。
今更ながらに思う。ほんとに貴重だったんだ!
ザ・チック・コリア・エレクトリック・バンド
トータル的なイメージは散漫・・な感じ
上手いんでしょうね〜と拍手しますが、聴き手はちょっと退屈
まぁまぁかな・・
やっぱりRTFの「浪漫の騎士」の方がいいな
少なくとも「これいいよー 損しないから・・」とはいえねぇーアルバム