UnSweet「吸血鬼と愉快な仲間たち」ドラマCD
とても出来の良いCDだ。何より配役がいいし、原作の雰囲気をとてもよく伝えている。ヘタレなアメリカ人の吸血鬼が平川さん。エンバーマーの暁に緑川さん。人の良さげな刑事の忽滑谷(ぬかりや)に森川さん。脇に遊佐さんと千葉さんがいて、凶悪な殺人犯が真殿さんだ。
発売されてすぐにこのCDを聞いて、すごく面白かったので原作を読んだ。巻を重ねるごとにどんどん面白くなっていく。そしてCDの配役の素晴らしさにまた気づく。暁に緑川さんをキャスティングした人に感謝したい。ぶっきらぼうで優しくてさみしがりやの暁にこれほどぴったりの声はない。緑川さんのみならず、平川さんのカタコトの日本語はかわいいし、森川さんの忽滑谷は三倍ハンサムに聞こえるし、CDを聞けば原作が倍楽しくなる。遊佐さんも千葉さんも、この巻限りの真殿さんも素晴らしい。続編が楽しみだ。
牧場物語 キラキラ太陽となかまたち
牧場物語シリーズは大好きです。
キャラクターも魅力的で、つい全員と仲良くなりたくなってしまいます。
しかし、やはり全員と仲良くなろうとすると忙しい忙しい。
しばらく話し掛けていないとプレゼントを受け取ってもらえなくなるので、とりあえず毎日全員に話し掛けていました。
すると結構時間が過ぎてしまうんですよね。
とても楽しくプレイさせていただきましたが‥。
牧草を育てるのも大変でした。
結局牧草を育てるのは諦め、動物屋さんで購入していました。
コロボックルも仲良くなって増やすのが大変でしたね。
牧場物語は久しぶりにやるとまたはまってしまうのですが、今回は「忙しい」ことからくる面倒臭さが勝ってしまい、はまらずに売ってしまったので星3つとさせていただきます。
吸血鬼と愉快な仲間たち (Holly NOVELS)
昼は蝙蝠、夜は人間でしかいられないし牙もない中途半端な吸血鬼のアルがとても可愛い。
親切な刑事と、なりゆきで同居することになったコウモリ好きの暁を巻き込んでのドタバタが笑えます。
アルと暁が少しずつ距離を縮めるところで終わっていますが、これからのお話がとても楽しみです。
(話の展開上、途中で残酷な描写がありますので、苦手な方は注意です)
ドラゴンクエストモンスターズ1・2 星降りの勇者と牧場の仲間たち
ドラクエシリーズの中ではかなりのお気に入りです、これ。ドラクエのかつての敵たちを仲間にして、育成していくというシステムですが、懐かしいボスキャラたちを仲間にできる点は確かにすばらしいです。
ただ、残念なのが、どうしてもモンスターの個性が、最終的にはなくなってしまう点かな?仕方がないといえばそうなのだが。
漢晋春秋司馬仲達伝三国志 しばちゅうさん(1) (イブニングKC)
三国志が題材で孔明の好敵手とされる司馬懿が主人公です、
小説や漫画ゲームなどの司馬懿は老獪な野心家として描かれることが多いのですが。
本作では戦のシーンは殆ど無く、鎧武者も殆ど登場せず、
やる気の無い引きこもりでダラダラと家でウダウダしていたい司馬懿が、
曹操や曹丕に巻き込まれ…と言うのが毎度のパターンです。
ラストのオチも、誰か(大抵司馬懿)が酷い目(大抵殴打)にあって絶叫、
ある意味定番、ある意味ワンパターン、
ストーリーも一応繋がってはいる物の、
一話読みきりと言えなくもない作中の司馬懿と同じゆるいダラダラした展開です。
そうなると、三国志の人物を用いた単なるギャグマンガと思われそうですが、
そうではなく、三国志、それも主に正史のエピソードを上手に絡めて笑わせてくれます。
事実司馬懿は正史において曹操に仕えるのを非常に渋っていたので、
その辺をうまく絡めています、
筆者自身の三国志に対する造詣は深く、
正史の非常に細やかなエピソードをネタに持ってきたり、
同じ講談社と言うだけあってか、蒼天航路ネタも盛り込まれており、
中々にマニアックな内容が多くディープに楽しめる内容になっています。
時代が重なるためですが、
主人公の司馬懿は元より、曹丕、曹植など、魏志 文帝紀 建安マエストロ! 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)と人物の多くが重なります、
読み比べて筆者同士の人物に対する見方を比べるのも楽しいです。
とりあえず司馬懿はやる気に欠けるというのが両作者の一致ですね。
難点は一つ、絵が少々雑な点でしょうか…
作者はイラストなどでは非常に見事でオリジナリティあふれる武将たちを見せてくれているのですが、
本作は作風とあわせてか殆どがダラっとした物になっております。
余談ながら「しばちゅう」となると司馬懿第四子に司馬<イ由>(しばちゅう)なんてのがいますね。