Love Actually: Film Script
日本では2004年公開となるロマンチックラブコメディー
「Love Actually」のフィルムスクリプト本です。
中は脚本と映画各シーンの150枚以上(!)のカラー写真で構成されていて
読みごたえ&見ごたえばっちりでした。
その他にも、撮影現場のモノクロ写真やクイズ集、
出版者達への「LoveQuestion」集、試作ポスター集、
各国のタイトルロゴ一覧や
カットされたシナリオ‥などなどが掲載されていて
読んで楽しい眺めて楽しい、ボリュームある一冊に仕上がっています。
各シーンの役者さん達の写真を眺めているだけでも楽しいし、
出演者達へのアンケート集は短く簡潔な英文で構成されているので、
英検3級の私でも楽しく読めました!
表紙も役者さん勢揃いのクリスマスっぽい装丁で
(Love Actually公式サイトのトップページの画像です)
とてもステキなのでインテリアとしてもおすすめですよ。
ラブ・アクチュアリー [DVD]
ヒュー・グラント、リアム・ニーソン、コリン・ファース、エマ・トンプソン、キーラ・ナイトレイなど英国の代表的な俳優による群像劇です。
それぞれのエピソードが短かすぎるので、感動とまではいきませんが、リアム・ニーソンとその息子(トーマス・サングスター)、親友と結婚したキーラ・ナイトレイにクリスマス・イブの夜、紙に書いたメッセージで、自らの恋に終止符を打とうとするアンドリュー・リンカーンのエピソードが良かったです。
ビートルズの「愛こそはすべて」やマライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」などの名曲から、ジョニ・ミッチェルなど、様々な歌が全編を彩ります。
ミスター・ビーンのデパートのジュエリー売り場の店員、空気が読めなくて笑えます。
ラブ・アクチュアリー [DVD]
"Love actually is all around. "(愛はどこにでも満ち溢れている)
こんなナレーションとともに、ヒースロー空港で再会を喜び合う人々が登場する
素敵なオープニングシーン。クリスマス・シーズンには打ってつけの、男女19人が
織り成す様々な恋愛模様をオムニバス形式で綴った心温まる作品だ。
ヒュー・グラントが若き首相になりきれば、キーラ・ナイトレーが美しい花嫁姿を
見せる。これでもかというくらいイギリスのスターたちを集めた超豪華版。しかも、
『ブリジット・ジョーンズの日記』の脚本家のリチャード・カーティスの初監督
作品ときたもんだ。心にジンワリと染み渡ること、間違い無し!
描かれる様々な恋愛模様は、三角関係や片想いといった定番の物語でありながら、
どれも“おとぎ話”のように輝いてみえる。これは日常のありふれた光景に、小洒落た
スパイスが絶妙なさじ加減で効いているからだろうか。“心情をポロっと吐き出す独り
言”と“感情が伝わってくるような無言”のシーンの見せ方が実にうまいし、小道具を
使ったロマンティックなシーンにうっとり。ひとつ間違えたらクサい展開になって
しまいそうなところを、程よいバランス感覚でリアルに描けるあたりがリチャード・
カーティスの才能か。
個人的には、新郎の親友が新婦に自分の気持ちをフリップで伝えるところと、ミステリー
作家のジェイミーが片言のポルトガル語でプロポーズをするところがお気に入り。
どちらも自分の気持ちを伝えたいという衝動にかられ、実際に行動を起こすシーン。
相手との関係が壊れることを恐れるあまり、なかなか言い出せないことってあるもんだ。
心に迷いがあったときに背中を後押ししてくれる、そんな素敵なシーンなのだ。
家族や恋人が集まるクリスマス。この作品で愛に包まれるひとときを過ごしてみては
いかがだろうか。きっと、あなたが共感できる愛の物語が見つかるはず。
ラブ・アクチュアリー (DHC完全字幕シリーズ)
イギリス英語・口語英語を勉強したいと思う人には、お勧めの本です。
私は基本的に映画のDVDを見ながら、この本をみて発音などの勉強に使っています。
本の両サイドに、字幕訳や用語チェックの項目があり、中央見開きには英文と対訳があり、とても明解な構成になっています。
あえて言うなら、ただ、ちょっと字が細かいような・・・。
役者の紹介やカラーのシーンのページがあり、映画をより楽しめると思います。