No More Monsters for Me! (I Can Read Book 1)
不思議な絵本。
王道的な展開ではなく、教訓めいたこともない。
ペットの欲しい子どもがモンスターを拾ってきて
そしたらそれが手に負えなくなって子どもは怖がるけど
親はそれに気づかない、ただペットが欲しいんだろうと考えるだけ。
王道ならこのモンスターの心情(仲間に会いたいとか)に視点が行ったり
この女の子が「見た目は怖くてもこの子はきっと寂しいの」とか
モンスターへの愛着が生まれたりするんだろうが
そんなの関係なく、
ただひたすら子どもは怖がり、親はそれに気づかない。
その描き方が、確かに面白くはあるのだが。
話のラスト、確かに彼女がモンスターに食われるとかなら
それはバッドエンドなのだろうが、
この終わり方が果たしてハッピーなのだろうか。
面白くはあるけど、いかんせんいい加減というか
なんとも納得の行かない終わり方。
しかしこの娘と母親しか人間は登場せず、
母子家庭なのだろうか、母親の子を思う様子が
なんとも愛らしい。
MONSTER CABLE イヤフォン MH BTS IE GA BK
i-pod touchで、CD音源ファイルを聴いた印象と装着感など。
【良いと思う点】
・全体に厚みがあり、低音域が自然で高域も耳に痛くないです。もっと今風の音かと思いましたが、意外に落ち着いた音です。
・きしめんのようなケーブルは、巻き癖がつきにくく、絡まず取り扱いが非常にラクです。ただしケーブル自体は重いです。
・L字型のプラグは、プレーヤー本体からあまり出っ張らないので、見た目がスマートです。断線の可能性も少ないように
思えます。実際に断線に強いかどうかはまだわかりませんが。
・付属のケースはシンプルですが、使い勝手が良いと思います。
・ブラッククロームは、必要以上に目立たず高級感もあるので、写真で見るより、大人っぽい印象です。悪くないと思います。
・信憑性は今ひとつという内容ですが、インピーダンスが高いとの事で(32Ω?)16Ωのものと比較すると音量は出ませんが
i-podで良く言われる、音が歪んでしまう症状は抑えられています。16Ωのものを使っていた時は、聴くに耐えないほど
歪んでしまう事がありましたが、これにしてから気になる程酷い音にはならなくなりました。← 購入目的の1つでした。
【良くないと思う点】
・扱いやすさと相反するので好みの問題ですが、ケーブルが重いため、胸の辺りに付属のクリップを使って留めないと
ユニットが耳から抜け落ちやすいです。ケーブルの材質は不明ですが、ゴムのような重さと弾力のあるものです。
・ケーブルのタッチノイズがかなり大きいです。クリップ留めで低減されますが、気になる方はダメかも知れません。
・ユニットが大きく角が鋭利なので、耳の形によっては、角が耳に当たってしまい、長時間使用に耐えられない方が
おられるかも知れません。
・イヤーピースの形状が選べません。様々なサイズの球形のイヤーピースが付属しており、それを使う限り問題ないの
ですが、他の形状の物を使うと、信じられないほど音質が変わってしまいます。変わるというより使い物にならない
音になります。イヤーピースを好みの物に変えたい方は注意が必要な点だと思います。
いろいろと書きましたが、私にとっては、価格と音質、使い勝手など総合的には○です。何より「きしめんケーブル」の
扱いやすさは特筆モノ。もともとこのケーブルと、歪みが抑えられるという点が「買い」のポイントでしたので。
Go Away, Big Green Monster!
顔のパーツがひとつひとつ1ページごとに現れ、全部浮かび上がるとまたひとつひとつ1ページごとに消えて最後は消えてなくなる。スゴイ発想!英語のレッスンのない幼稚園の読み聞かせで読んでみたら、英語の知識が全くない子どもたちの興味もしっかり捕らえました。英語がわからなくてもひとつずつ何が消えて行ったかもちゃんと把握してる子どもの記憶にも驚かされました。読み聞かせの途中で本を前に突き出し、”ウォ〜”と脅かすと、”ウワ〜”と体を引いて物語の中に入っていました!
Monster Squad [VHS] [Import]
100年に一度、善悪のパワーバランスを大きく変える力がある「秘石」とヴァン・ヘルシングが残した日記。
上記アイテムを求めてドラキュラ伯爵と彼が率いるモンスター軍団が1986年のアメリカに大挙上陸!
リーダー「ドラキュラ伯」の命を受けてヘルシングの日記を偶然手に入れたモンスター好きの少年達「MONSTER SQUAD」を抹殺すべくフランケンシュタインの怪物が動き出す!
が、ドラキュラ唯一の誤算は…。
フランケンシュタインの怪物は子供達と「ともだち」になってしまったのだ!
子供、犬、老人、夫婦、ティーン、怪物、そしてヴァン・ヘルシングと全てが揃っており、演出はテンポよく的確、いかにも子ども向けの様で明らかに大人向けに発信されている細かいジョーク、ユニバーサル系モンスターズ勢揃い、当時の最高級のSFX、涙有り、笑い有りの傑作娯楽巨編です。
近年稀に見る堂々たるドラキュラ伯爵役で思わず見ほれてしまうダンガン・レガー、そして、長身/筋肉質/禿頭の怪優トム・ヌーナン(マイケル・マン版「レッドドラゴン(MANHUNTER)」の連続殺人犯ダラハイド、「ロボコップ2」の麻薬王ケイン)がフランケンシュタインの怪物を、そして死にたがりの狼男をジョナサン・グライス(「フライトナイト2」でも狼男役)が演じています。
ミイラ男と半魚人ファンの方にはちょっとご不満が残るかもしれませんが、この映画のミイラ男の愉快なヤラレ方は、昔アニメでは観た事が有る物の、実写では初めてだったと思います。
役者が皆達者で、主役の子供達はミドルからローティーンまでしっかりと年齢別に役作りをされており、特に5歳の女の子、エミリーがとても可愛らしいです。
果敢にお兄さんたちの作った「MONSTER SQUAD(怪物討伐隊)」に入れて貰おうとアタックはしますが、いつも「女は駄目だ。」とみそっかす扱いされて、ヘコみはする物の直ぐ復活。
近所に怪しいドイツ人が引っ越してくれば話題作りで兄には報告しますし、後半はフランケンシュタインの怪物と友達になった事により団内の地位が大幅アップ。
加えてクライマックスでは全人類の明暗を分ける重責を見事に果たします。
MONSTER SQUADの子供たちに最初は怖がられ、その後は最初の理解者になるレオ・チミノ演じる「恐怖のドイツ人」は彼の最高の演技の1つでしょう。
リーダー、ショーンのパパ役ではスティーヴン・マクト(「クワイヤーボーイズ」や「特攻サンダーボルト作戦」)が好演。
実はこの映画、本邦ではB-Z級、訳あり映画を二本立てで上映する「ヘラルドベスト・アクション・シリーズ」として封切られたのですが、他の作品(「吐きだめの悪魔」、「悪魔の改造人間」)と比べると掛けられた予算も内容も大作風で驚いた物です(「普通に面白い!」)。
日本での不遇な公開法に加えて、本国でも現在はカルト化していますが初公開時はポシャった様ですし、ジョン・L・フリンの吸血鬼映像作品紹介書「シネマティック・ヴァンパイヤ」でもオールタイムワースト10に選ばれるなど不当に評価が低く驚かされます。
なにか大人の事情(「スモール・ソルジャー」の様に家族向けレイティング取得の失敗,e.t.c.)が有る様に思えるのですが、ご存知の方がいらっしゃればご教示頂けると幸甚です。
本国では既にDVD,Blu-Rayが発売されていますので、是非とも邦盤の発売も期待しております。
モンスター物を愛する方には大推薦です。