TROPICO(トロピコ)―鈴木雅久画集 (Masahisa Suzuki illustrated collection (2))
まぁ買っとけ。
このイラストが付いているだけで嫌いな人の小説も面白いと感じる。
そんなイラストが集まっているから。
オレンジ色に惚れています。
私にとっては日本一のイラストレーター。特にネコ人が最高です。
Tropico 4 -トロピコ 4 日本語版-
工場と採掘で産業島として発展したり、
娯楽と名所で観光島として発展したり、
財源を管理しつつ、布告や外交で調整を加えて、
島の住民を幸せにしていく部分は前作と変わらず面白いです。
追加された建築物は兵器工場(産業)、原子炉(インフラ)、科学アカデミー(教育)、会議所(政府関係)、ジェットコースター(娯楽)など、島が育ってからでないと建てられない感じの豪華系。
設計図の追加、輸入も可能、自然災害に干ばつが追加、会議所で役人を選ばないと布告ができない、など、システム面でもちょこちょこした変化があるけれど、これまでのシリーズの1作目→2作目→3作目ほどの変化はありません。
特に大きな変化といえば・・
・島の環境汚染が酷くなっている>「ゴミ埋立地を2つ設置する」
・兵士の数が足りなくなっている>「番兵所を3つ設置する」
↑こんな感じで、各派閥や諸外国の要望が、はっきりとした課題のような形で提示されるようになりました。
画面の右側に表示されて、条件を満たすと消えていきます。
だいたい“今、島に足りないもの”が課題として出てくるので
この指示に追われるように作っていけば、
自然と住民の幸福度が60前後までは上がる、無難で幸せな島になります。
トロピコを初めて触る人が、いきなり何もわからず反乱でゲームオーバーするような事故がなくなるようにするための設計かと思います。
でもプレイヤーが島の欠点を自ら探してあれこれやるのがトロピコシリーズだったのに
欠点をいちいち課題として見せられる4作目は、シミュレーションゲームとして醍醐味が減ったような気もします・・。
そしてキャンペーンモードは「観光で50万稼いだらクリア」のような、ステージをクリアするための条件が最初に表示されず、島を育てていくうちに出てくる課題を消化していくことで本当のクリア条件が見えてくるようになったため、
序盤はどの方向に特化させて育てたらいいかわからない状態がしばらく続きます。
どのステージも長期戦になるので、途中でゲームオーバーにならないように「平均的に素晴らしい島」を作って
突然何を求められても対応できるように全方位を固めて備える感じです。
最初はキャバレーを作れと言われ、次はリャマを輸出しろと言われ、ショッピングモール2棟と美術館が必要と言われた後、最終的に「国庫に100万貯めればステージクリア」などと課せられることもあって、無駄に難易度が高くて心折れる人もいそう。
正直、テンポが悪いです。
平均的な島ばかり作るのでステージごとの特徴も薄いし。キャンペーンモードは改悪されたと感じます。
このキャンペーンモードのせいで、友達に薦めるなら4より3のほうがいいんじゃないかと思っています。
Tropico 3 GOLD EDITION
やあ、ようこそプレジデンテ。
このページをご覧になっているということは、南国に興味がお有りですね?
我らが誇る小さな島、トロピコでは貴方のような方を歓迎しています。
平和の象徴として誰しもが幸せに過ごせる島にするのも、
わがままを貫いた独裁政治で自分の欲求に忠実な息苦しい島にしてしまうのも、
すべてはプレジデンテ、貴方に掛かっています!
といった箱庭ゲーです。
シムシティ等に比べるとやりこみ要素は少なめですが、
のんびり箱庭で遊びたい人にとっては南国のムードも相まってなかなかの作品です。
やりこみ要素やストーリー要素が物足りなくとも、
それならそれで妄想してしまえば問題ありません。
よく分からないストーリーを考えてしまうのもアリです。
この作品は、何もないところや何度も遊んだゲームで、
「他に何か別の遊び方はないか?」と考えて遊べる人に向いています。
想像力があれば遊び方も増えます。迷惑にならない程度に友人を巻き込んで競うのももちろん問題なし。
何にも縛られずに自分の島でゆったりと暮らしたい貴方にオススメです!