怪奇大盛!!肉子ちゃん―児島都作品集 (マジカルホラー (1))
肉子ちゃん楽しいですね。
女性の心理をちゃかしてバカにしながらギャグにしているところも最高です。
余り売ってませんが、読めば楽しい本です。
おとめ図鑑 (マジカルミステリーホラー (4))
楳図かずおと比較されちゃたまらない。他のマンガ家だって楳図かずおには少なからず影響されてるんだし。こてこてのギャグとマジの同居が気持ちいい。やはり女の子同士の愛憎ものが極めてる。児嶋都は給食は一人で食べていたのだろうか。
邪神宮
5月に東京のギャラリーで開催された展示企画である「邪神宮」の図録を兼ねたものだが、展示物(イラスト及び造型)の写真と解説に加えショートストーリー8本を収録したもの。京極夏彦氏は小説の方ではなく本職で参加していたりする。又、ホラーが得意な井上雅彦氏は造型の方で参加。
この本を片手に展示物を実際に見ていると、矢張り展示品は現物を見なければダメだと実感させられた。
ショートストーリーの執筆陣は岩井志麻子、円城塔、真藤順丈、松村新吉、嶽本野ばら、飴村行、黒史郎、平山夢明の八人。一篇が短いだけに各人がクトゥルー神話と言うものをどう捉えているかがはっきり判って面白い。
眼球綺譚 ―COMICS― (角川文庫)
これから買うんだ!
以前出てた新書版に、その後雑誌に発表された「鉄橋」を加えての新装版、ってことでいいのかな?
モダン・ホラーコミックを語る上では絶対に(絶対に!!)ハズせない一冊。
見開きどば〜んでびっくりさせるショッカー系ホラーを期待してる方(いないと思いますが)は
やめたほうがいいです。そんなんじゃないです。さようなら。また今度。
原作の静謐な空気を愛するひと、迷わずポチるべし。
ブラックでビターでユーモラスでミステリアスな「なにか」を探すあなた、すぐポチろう。
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原作の綾辻行人氏が一番よろこんでたのはなぜか?
読めばきっと納得すると思います。
美しい絵を描けるってことは、こんなにも強いものなのかと感嘆することうけあいです。
非道徳教養講座
超怖いシリーズばかり読んでいたので、最初はパンチが足りたくて、退屈。本でかいし、高いし失敗したなあ、金返せと思っていたら、内容がどんどんおもしろくなり、気づけば含み笑いしてる感じ。ふざけて書いてるようで、ちらりと人間臭いこと言ってくれる、いかしたオヤジ平山さん。そんな一面がよく見れる一冊。これ読むと、ほんとこの平山さんて地の底から這い上がってきた魂みたいのがあるから、闇(怖い人や幽霊)のものも書けるんだなあと思った。もちは餅屋みたいな。あと、どうも親が前ほど信頼できないなあ、なんかいいように使われているなあ、そんなこと思っちゃいけないと感じている人にはぜひ読んで欲しい。あと人間関係に悩んでいる人なんかも。新しい対応方法が紹介されているので、一読して欲しい。私は、これのおかげで、職場でだいぶ過ごし易くなったし、親の言葉にもそう動揺することがなくなった。