俺の彼―がばいばあちゃんスペシャル (徳間文庫)
最近運命論者のように物事を考えるようになって、漫才ブーム前に出会い、仲良くなるというのは何かがあるのだろうなと強く感じた。
横山やすしから置いておかれて、金がないから始発まで一緒に歩くというトラブルを共有してこそ友情が深まる。
漫才ブームで有名になった後は表面的な知人は増えるだろうが、その苦労の過程を共有した戦友とも呼べる友人はもうできないだろう。
東京に進出して、舞台に出たあと、たけし氏の「すごい受けてたそうだね。がんばって」というメモには温かさがこもっていてとてもよかった。
売れなくなった後、友人として同居したのは面白い。
忙殺されるたけし氏の横で、テレビを見ながら笑っているっていうのもなんかすごい。
ただ基本的に考え込む、神経質で悲観的な「彼」からすると、能天気で楽観的で何も考えていないような「俺」は相反する個性に惹かれるようにある種の中和剤になっていたのだろう。
あと島田紳助氏の電話はちょっと感動した。
自分の夢であり、目標だった先輩が芸能人として仕事がないことは本当にさびしいことだったのだろうな。
佐賀のがばいばあちゃん [DVD]
親戚のおばさんの家に遊びに行った際に、たまたま一緒に映画館に行って観たのですが、普通に面白かったです。
(当時私は、他にも上映されていた若者向けの映画を推したのですが、おばさんは断固、これを観ると言い張りました。(笑))
この映画は、「物の大切さ」を教えてくれていると思います。とは言っても説教くさい映画ではなく、終始、笑いあり、涙ありで、素直に楽しめました。
現代のメディアに肥えた小学生、中学生には、地味で物足りない内容に思えるかもしれませんが、一度は観てほしい映画です。今の時代にこういう映画は貴重だと思います。
戦後の日本の、貧しい(とは言っても心は豊かだった)時代を舞台にしていて、佐賀弁を使うおばあちゃんが主人公です。
このおばあちゃんが喋る佐賀弁を交えた言葉には、愛嬌がありながらも、長年人生を経験してきたおばあちゃんにしか喋れない重みがあります。
「ケチはいかん、じゃが節約は天才じゃ。」という台詞が印象的でした。
佐賀のがばいばあちゃん (徳間文庫)
お笑いの人が書いた本だから、「ネタもあるだろう」と思いながら
店頭で本を手に取って、最初のページをめくった瞬間から、
「買って帰ってじっくり読みたい!」へすぐに変わりました。
確かに多少、これはネタかな?というくだりもありますが、
名言が多く、びしっと芯が一本通ったおばあちゃんの人生観には
読んでいて何度も感動しました。
1時間もあれば、さらっと読めてしまう本だけど、泣いて笑って
最後にじーんときた1冊で、これからも辛くなったときに、
何度も手に取って読みたい本です。
下手な人生指南の本より、ためになると思うし、すっと気持ちに
入ってくる本です。
風雲!たけし城 DVD其ノ弐[DVD]
今はクイズ番組連発や、規制で厳しくなりどこか面白さが薄く感じるこの頃。
その矢先このDVD化は懐かしさと嬉しさが込み上げてきます!
フィールドアスレチックを、遊び心満点にパワーアップさせたようなアトラクションの数々が斬新で、毎週楽しみに観ていた記憶があります。
不況で難しいだろうけどもう一度復活して欲しいですね〜。
がばいばあちゃんの勇気がわく50の言葉
佐賀のがばいばあちゃんをTVドラマと映画で見て、がばいばあちゃんの一言一言が納得する言葉でしたので、ぜひこの本を読んでみたいと思ってました。
思った通り、すべての言葉に納得してしまいました。中でも「夢は持ちなさい。たとえ叶わなくても所詮夢だから!」・・・これはマジで納得です。読み終わった後、気持がポジティブに変ってることに気付きましたよ(*^^*)V
勇気がもらえました。