mellow-blue-
クラッシックにすごく詳しいという訳ではないのですが、mellowの組み合わせは聞いたことがある曲が多く、耳になじみやすくて、気持ち良く聴けます。
普段クラッシックCDを買ってまで聴くという訳ではないのですが、このCDは買ってよかったと思います。
11月のある日
マニアックな曲もあるので、どちらかと言えば抵抗を覚える方も居るかも知れません!!がギターのテクニック、表現力は共に素晴しいです。ギターの音色を通して大萩康司さんの人柄が伝わって来るようです。
ポエタ
このCDは、試聴をしただけでは退屈なムード音楽のやうに感じるかも知れない。私もけふまで買ふのを躊躇して来た。だからこの曲は、ビセンテ・アミーゴの作品としては最後に我家のにやつて来たものである。
一通り聴いてみてビックリ。フラメンコ関係のサイトで調べると、当初「陸の船乗りのためのフラメンコ協奏曲」として作られたらしいが、まさに協奏曲の名に相応しい仕上がりとなつてゐる。しかも、きちんとフラメンコしてゐる。フラメンコ・ファンの皆さんには安心してもらひたい。
ビセンテのCDはどれも素晴しいが、敬遠しないで是非聴いてみることをお薦めしたい。珠玉の一品である。
ブローウェル:ギター音楽作品集 1
ブローウェルの作品集というと正直難解でとっつきにくそうと考える人が多いのではないでしょうか。確かにブローウェルの世界は(特に初期は)一見意味不明で理解不能な様相を呈していることが多いのですが、このコボの演奏はそんな難解な世界の裏に隠れたリズムの気持ちよさや響きの美しさを気付かせてくれる素晴らしいものだと思います。
また、『シンプルエチュード』が全曲収録されているのもいい感じです。この練習曲集はクラシックギターを弾く人間にとって非常によい基礎の確認や欠点の洗い出しの材料になるのですが、素っ気無い演奏の録音はあっても曲としていいと思える録音がなかなかないのが現状です。が、コボの演奏はわかりやすいながらも音楽を大事にしたもので、この『シンプルエチュード』が持つ音楽としての可能性を感じることができます。
他に『フーガ第一番』や『魔術師の瞳』等、非常にカッコよくていい曲なのに録音がなかなか見つからない曲から、『特性的舞曲』や『舞踏礼讃』といったブローウェルの定番まで、一枚通してブローウェルワールドを心地よく体験できる作品です。私の周りではこのCDを聴いて「シンプルエチュードが実はいい曲だと気付いた」とか「ブローウェルが好きになった」という人が結構います。本当に。是非聴いてみて下さい。安いですし。