少林拳血闘録―歴史に隠された謎に迫る
先生と徒弟の五郎くんの会話形式で語られる少林拳の歴史…。
なんだこの違和感は。
装丁と挿絵は漫画っぽく、先生と五郎君の会話も平易。これなら小学生にも読めそう。
だが、語るのは少林拳。怪獣図鑑を強請る子供に「こっちになさい」とお母様が断じて選ばない少林拳の本。 例えば「にこにこぷん」でお兄さんが「さあ、みんなで少林拳」という感じの違和感。小学生が放課後校庭でドッジボールでなく少林拳を鍛えている感じの違和感。「クリスマスはサンタさんに何が欲しいって御願いするの?」「六尺棒」という母子の会話の如き違和感。劇場版ドラえもん「のび太と少林寺三十六房」という感じの違和感。
内容はちゃんとした武術の話で、ちゃんと面白いです。が、それとは別次元でも面白い本でした。
くるぐる使い (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)
大槻ケンヂさんの短編小説「くるぐる使い」のコミカライズ作品
作画担当は大橋薫さん
小説のイラストは高橋葉介さんが担当していて、大橋さんの絵だと綺麗過ぎると最初は思いましたがかなり良かったです
実力ある漫画家だけに原作を踏襲し、そして大槻さんの世界観を汲み取って描ききってます
ステーシー
再殺
レティクル座
ノゾミ・カナエ・タマエ
サーチライト
など後の大槻さんの歌詞に出てくる世界、単語を散りばめた作りも最高です
作者の大橋さんがかなりの大槻さん好きではないかと思われる程です
原作を知らなくても漫画としてちゃんと面白い
コミカライズというのはこうあるべきだなと思いました
最近のラノベとかゲームとかのコミカライズはレベル低いのが多いですからね
悪魔城ドラキュラ 闇の呪印
ドラキュラシリーズはモバイル版も含めて全て手にしました。
新作のドラキュラは前作(PS2版)にRPGの要素をおもいっきり盛り込んだ、想像以上にスケールの大きな作品です。「月下の〜(PS版)」を彷彿させるようなコレクタ泣かせの要素や、前作を凌ぐ派手はアクションシーン、またより美しくなった挿入ムービーなどなど、ドラキュラマニアだけではなく幅広いユーザの支持を獲得できると感じました。
間違いなくシリーズ最高峰の作品です。