演奏力には定評のある彼らですが、このころが一番ノってやってたな と思います。To Be With Youのヒットもあり、ビリーが結成当時に掲 げていた「メロディアスでヒットポテンシャルのあるバンド」として のMr.Bigに最も近づいた時期だったと思います。実際ライブで演奏さ れたGreen Tinted Sixties Mindのサビには、鳥肌と共に最高の感動を もらったのを鮮明に覚えています。
今まで何枚かベストアルバムは出ていますが、DVD付でお得感あります。 先日のライヴの感動がよみがえります。以前からのファンはもちろん、最近 ファンになった方の入門としては最高のアルバムと思います。
MR.BIGの記念すべきデビューアルバム。 結成当時、既に有名だったビリー・シーンと ポール・ギルバートが合体したのだから テクニックオンリーのバンドになることも予想されたが、 そうならなかったのはヴォーカルのエリック・マーティンの 歌声があったからだろう。彼のソウルフルな歌声が ロックと融合し、良作を作り上げた。 9曲目の「Anything For You」は素晴らしいバラード。
フルハイビジョンでTVを見慣れてくると映像の質が気になりますが、ブルーレイなら画質も満足です。 大きなスピーカーをつなげて、思い切りラウドに再生すると、武道館に行けなくてもショウの熱気が伝わってきます。 それに、ブルーレイならディスクは1枚!盛り上がってる途中でディスクを換える必要もなし!
このライブの見所は沢山ありますが、何と言っても、オリジナル・メンバーで13年ぶりに再結成したMR. BIGが彼らのキャリアの頂点の1つの象徴であった武道館公演を再びやってくれたところにあります。
長年待ちつづけたファンの熱気、MR. BIGとしてそれに応えることができる彼らの喜びが映像と音から伝わります。エリックが本当に嬉しそうに "We're Back!"と言った表情、ステージに映し出される懐かしいバンドのスナップ写真に気づいてギターを弾きながらステージ上を見上げるポールの表情なんて見ているとこっちも感慨深い。
彼らの代表曲の数々をライブならではの演奏で見て聞けて、時を経ても艶のあるエリックのボーカルはバンドと歌うことでパワフルになっていくので、やっぱりMR. BIGはライブ・バンドだと再認識します。
MR. BIGとして久しぶりのギターソロをガンガンに披露してくれるポールのダブルネックギター、そこに登場するビリーのダブルネックベース(!)で繰り広げられる掛け合い、エリックとパットも参加してのダブル・ヒューマンカポも楽しめる。 ビリー、ポール、パットの完璧なアカペラコーラスで始まる"It's for you"からヘビィなアレンジがカッコイイ"Mars"は全員が歌えて、演奏技術の高いこのバンドならではのライブ限定のお楽しみ。 ライブでのお楽しみと言えば、楽器交換お楽しみタイムの"Smoke on the water"で嬉々としてドラムをたたくポール(本当に楽しそう!)やビリー&パットのボーカルも楽しめる。
MR. BIGのライブを記録した映像として最高の1枚だと思う。Must Have!
2011年の震災直後に日本への熱い想いを旨に来日してくれた、彼らのAround The World Tourの映像も楽しみで仕方ないです。もちろんブルーレイで楽しむつもり。お願いだからブルーレイだけ発売を遅らせたりしないでくださいませ。
実は、このライヴで名曲「TO BE WITH YOU」の演奏の直前、ポールのエレアコが壊れてしまい急遽エレキで演奏します。最初で最後の「TO BE WITH YOU」エレクトリックヴァージョンが収録されているかなり貴重なライヴ映像です。これが、アコースティックヴァージョンよりお気に入りなのは僕だけではないと思います。
その他メンバーのインタビューやバックステージの様子などライヴが始まる前から終わったあとまで完全密着のかなりうれしい内容になっています。しかもこのビデオライヴ音源一発録りというものすごい作品です。通常はビデオ化する際に手直しをするのですが、これはしていません。世界一のミュージシャンのみなせる離れ業です。さらに、DVDにはボーナス映像としてある丸秘映像まで収録されています。VHS版には収録されていないので是非DVD版を手にしたいですね。
とにかく、MR.BIG史上最高のライヴビデオではないでしょうか。
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