このアルバムのアナログ盤を聴いたことはないのですが、
アナログ盤を聴かれた方にお聞きしたいのですが、アナログとデジタルの音質は別にして、同程度の状態でしたか?
基本的に、カラヤン的解釈は好きですし、合唱付きも悪くはないので、それらの点についてのコメントはないのですが、
テープが延び切った昔のラジカセを思わせる不安定な音程は全体を台無しにするほどの破壊力があります。
Op.49の76小節までの合唱を聴き終える前に気持ち悪くなりました。
調音できる方なら耐えられないかもしれませんね。カラヤン信者でない限りは...
北海道大学の国境というテーマでの公開講座のログ 国境・誰がこの線を引いたのか http://www.hup.gr.jp/details/ISBN4-8329-6661-8.htm 第一章は悲しみのドイツ領土諦める編。 WW2後、ごっそりドイツ人が住んでいた領土をポーランドに召し上げられてしまった 東ドイツはポーランドとその国境線を認める条約を締結するが それを東ドイツが勝手に認めたこととして西ドイツは求めなかった しかしこの問題にこだわっていては東方外交が推進できなくなってしまう そこで、ブラント政権は見切りを付ける、という決断に至った それは当時の東西両陣営に挟まれたヨーロッパの情勢の元での 柔軟で極めて現実的な外交戦略の妙であるという 東アジアの場合には、そこんとこで柔軟に考えることに迫られていないのではという話 竹島編は、なんで日本が強く竹島問題を打ち出さなかったかという話 島根県選出の議員の圧力で、議員の死去まで県も動けなかったとか 島根大学の先生が竹島は韓国領論を振り回していて逆らえなかったが あくまでも韓国史オンリーの狭い視野での結論であって 日韓関係史としてみれば資料の誤読曲解甚だしいという 中国vsASEAN編では尖閣諸島が中国領だという日本人学者がいるけど 当座は棚上げを、と中国側から言い出した、という話も その辺で棚上げ論というか餅付け的な段取りを踏んでいく必要があるという 中ロ編では手打ちで得られるものを考えようという結論だった 一見サヨ臭いタイトルではあるが極めて現実主義的でかつ楽しい本であった
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