癒しを求めているひとにはもってこいのCDです。だれもが知っている曲がけっこうあります。あっ、このメロディは・・・とだれもが思うでしょう。そして知らなくてもあっいい曲だなと思う曲もかならずあると思います。値段もお手ごろでやっぱりオススメです。
この映画が大好きで購入しました。
驚いたのは、DVDにないセリフが多数載っていたことです。
(この映画は2バージョンあるのでしょうか?)
それはともかく、原作者や監督、脚本家のコメントや、各時代の背景、
俳優たちのプロフィールや、美しい写真なども載っていて大満足の内容でした。
詩的な美しい映画なので、英語学習に役立てるだけでなく、
この映画が大好きな人のための解説本として、持っていてもいい思います。
映画をきっかけに読んだ、などというと ちょっと恥ずかしいのですが事実です。 そしてこれが最高峰の上質文学の一つであることに衝撃を受けました。 どうして今までウルフを読まなかったんだろうって。 物語でも読むように筋を追うというタイプの本ではないので ある程度文学を読むのに訓練された読み手でないと読みづらいことは確かですが 美しくはりめぐらされた蜘蛛のいとにからめ捕られるように 言葉のうねりに身をまかせると ウルフの作りだした文学空間の美しい小庭で遊ぶことができるでしょう。
優柔不断な教師・筧と複雑な家庭環境で育ったクールな生徒・吉澤。
偶然なのか、必然なのか巡り合ってしまった2人の年の差ストーリーです。
相手の事を知るたびに少しずつ互いに惹かれ合う気持ちが日々の生活を通して綴られています。
報われない恋に悩む筧が吉澤の嫉妬に翻弄される場面や、初めて経験する自分の気持ちに戸惑う吉澤の恋心にぐっときました。
日常的なまったりとしたストーリーながら優しい絵柄とストーリー展開の良さに心を鷲づかみされるような魅力ある一冊でした。
すべて「ベイビィシリーズ」なので、読み応えもあります!
ウルフの文学史における評価は知っていたつもりだが、だからこそこれまでは手が出なかった。古典、とまではいかないものの、やや大時代的な小説を想像していた。 映画「The Hours」を見て食指が動いた。 映画の中で朗読される小説の文体が、妙に小気味良く(そもそも朗読に合う文体だからであるが)、どうも自分の先入観は間違っていたのではないか、と感じたことが大きい。 短い文章がリズミカルに積み上げられている文体は非常にキレがあり、コケティッシュ。饒舌で、繰り返しや挿入が多くても、キレは決して鈍ることはない。その点、彼女らに影響を受けた、日本の「意識の流れ」派の作家との違いを感じる。性差のせいか、言語の性質のせいか…。 しかし、この文体に乗せられてスイスイと気持ちよく読んでいると、登場人物の閉塞感、そしてウルフ自身の閉塞感の中に導かれていく。気が付くと、得体の知れない苦しさに取り付かれているだろう。 冷静になれば、いろいろ文句も思いつきそうな気もするのだが、とにかく終始ウルフのペースに巻き込まれ続けた、という感が強く、読後感では星5つ。文学史上、エポック・メイキングな作品が持つ力を知らされる。 映画のThe Hoursを味わうには、Cunninghamの同名小説(原作)よりMrs Dallowayである。
|