中東はなじみが薄い土地だ。僕は、イスラエルもレバノンも行ったことがない。だから、イスラエルでパレスチナ人による自爆テロが発生し、イスラエル軍がアラファト議長の事務所を包囲したとの新聞記事を読んでも、土地勘がないので、一体何が起きているのか、何故そうなのかどうも理解は皮相的になる。 ところがこの本を読んで、イスラエル人・アラブ人の考え方はこうなのか、パレスチナ問題の背景はこうだったのか、と思わず膝を打ってしまった 著者は、現在、ニューヨーク・タイムズの有力コラムニスト。彼が特派員として約10年間ベイルートとイエルサレムで勤務した際の経験をふんだんに取り混ぜて、現地の人間の物の見方、考え方を論じてくれる。筆遣いがとても軽妙。色んなエピソードに触れているので、とても分かりやすく、面白い。分析に立体感がある。彼自身、ユダヤ系米国人であり、米国のユダヤ人の視点を紹介してくれるのも面白い。 この本が書かれたのは1980年代だが、少しも古さを感じない。この本を読んでから、僕は、中東のニュースについて少し皮膚感覚を持って理解できるようになった気がする。
・元々のアルバムの内容 ・OK盤という形で発売したが入手困難になっていたものを再販した点 ・OK盤にも収録されていなかった楽曲を収録している点 ・ライヴテイクがOK盤とはまた違うものになっている点については 星五つ
・音がジャリジャリしていて下手をするとOK盤より音質が悪くなっている点 ・ライヴテイクがOK盤のものよりも音質が悪い点 ・エルサレムの屈辱のライヴテイクのトラック割りを間違えている点については 星三つです
個人的にいえば初期の名曲エルサレムの屈辱を高音質で聴けない上に トラック割りを間違えられているのがかなり残念な気がします
単純に初期のあぶらだこの楽曲を多く聴きたい方はADK 高音質で聴きたい方はOK盤と買いわけた方がいいと思います
ブリティッシュには"幻の"アイテムが多いが、今回めでたく復刻された本作もその一枚。 よくNWBHMを引き合いに語られるバンドで、確かに専任VoにG二人という編成や、時代性からすると非常にタイトで硬質なプレイを聴けば成る程とはなるものの、ある程度特定のスタイルの中での自己主張を展開したNWOBH群と比べると、このジャンル帰属意識の薄いハードロックはむしろ『HM』の部分よりも純粋に『B』つまりブリティッシュ作品として楽しみたい作品に思え、純粋なHMファンよりその方面の趣味の方にお勧めしたい。 プログレ系やHM系として紹介をされ易い為、意外と肩透かしを食らった人が多かったり、聴くべき人が聴いていない不幸な作品かも。パトゥーやテンペストの2ndあたりが好きというような人は勿論、22-20sのような古物指向の新しいバンド好きの方にも楽しめる内容だと思う。もとの録音はやや悪いがそこも味。カッコイイですよ
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