劇場公開が91年92年。今から15年ほど前の作品だが、今までDVDにはならなかった。本当に待たされたがやっとここで日の目を見ることになるのは、ファンとしては嬉しい限り。今思い返すと色々な要素がこの作品には詰まっていたのが分かる。多分当時からいろいろな作品に影響を与え、ベンチマークになっていたんだろう。
集団の美女という戦いのチームは、後の美少女戦隊モノはもとよりサ●ラ大戦や近未来ポリスモノに一番結果を見ることが出来る。比べてみるといいだろう。いかににサイレントのチーム構成やキャラクターの特徴がフィードバックされているかを。巫女さんにいたっては正に先駆け。ブレードランナーに発想の原点を据え置く作品(それを作家本人も認めているところがいさぎいい)ではあるが、サイバーパンクにまったく相反する魔道モノをくっつけたセンスにはいまさらながら脱帽する。
サイバー空間も当時はネット通信と呼ばれていた時代。インターネットという言葉はまだ薄かった。そんな中で電脳空間で人格をダイブさせ、事件を解決に導くレビアの描写は特筆に価する。甲●機動隊よりも早いのだ。
以上、なぜか触れられることのなかった、サイレントの影響をここに書く。角川という大企業が、ずっと拉致して返却してくれなかった作品。今やっとDVDとしてみることが出来る。コレを見ずに何を見る?今一度ちゃんとした評価をするべきだ。15年前にこの作品があったことを再認識して。
時間割形式で、キャストの紹介、背景の説明、スイッチやベルトの解説などが盛りだくさんです。帯にあるように、スタート編としては、わかりやすくて良いと思います。
映画の直前ということで、オーズの渡部秀くんとの対談も、キャラの違いが楽しいです。
個人的には、スーツアクターの高岩さんの話が読みたくて購入したので、あの決めポーズがどこからきたのか?の謎がとけたのが収穫でしょうか(笑)
放課後の項で、12話までのストーリーダイジェストが載ってます。復習できますよ。
ほんとに面白いです、このシリーズ。確かにいろんな作品の先駆けになってる部分もありますよねー。あー、でもこの作品と士郎政宗さんの攻殻って――たしか同時期ですよ? 雑誌連載でいうなら1989年〜 だからもしかすると、攻殻のが早いかも。いや、なんかそういうレビューを見かけたもので、一応。まあ、確かに攻殻の影響ばっかり取り上げられるのもアレですけど。どっちも良い意味で影響力のある、素晴らしい作品ですから。
「彼女のカレラ」と世界観が共有していて、「岬愛華」の痛車が登場したりと
「彼女のカレラ」ファンも気になる内容です
麻宮さんの過去の作品コンパイラも登場!?していて
今後の展開が気になる一冊です
麻宮さんも「仮面ライダー」の怪人デザインになり
話題性も十分
私は連載の方は読んでいないのでこの巻より先の展開については知らないのですが、読んでいて真ん中あたりでちょっと嫌な予感が漂い始めていました。所謂「フラグ」というやつでしょうか。最後の方はもう「いやいやそんな単純なフラグを立てるか?」と疑いたくなる程イヤーな予感がしていたほどです。 あと本巻において印象的なのは愛華による「運転講座」でしようか。以前も愛華が「車の運転」を語る回がありましたが、今回は運転のみに限らず「人間の社会の係わり方」にも通じるものがあると思います。凄く台詞の多い回になりますが、色々示唆にとんだ含蓄のある回だと思いました。 箸休め、お笑いパート担当は久々の響 響介登場で、まさかのサキュバス三女との係わり描かれてちょっと驚き。
ストーリーが大きく動くターニングポイントになる重要な巻だと思います。
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