余計なことは何も書いてない、ほとんど詩のみです。(始めの数ページ以外は。) だけど、それがよかった! 値段が高いな、とは思ったし、CDについてる歌詞カードでもよいかもしれないけど、 昔よく読んだ詩を、また時間を経て、じっくり原文をそのまま読み、再度自分の体中で受け止めて、体内に取り入れられた感じがします。
“明日に架ける橋”のあとの初めてのソロアルバム。1曲目がコテコテのレゲエというのも、これからはやりたいことをやるぞ!という意思表明をしてるみたいです。 彼はこの後ず〜と兼高かおるさん?(古くてすみません)のように世界を旅してワールドミュージックを消化していくわけですが、その片鱗がすでに現れています。“明日に…”の“手紙がほしい”を“母と子の絆”で、“コンドルは飛んでいく”を“ダンカン”でと前作で消化不良だった部分をとことんやりきったという感じの曲が含まれています。 全体的にギターとパーカッションに必要最低限のバックを添えたサウンドで、マイク近すぎない?ぐらいにポールのギターのリアルな音が堪能でき、聞けば聞くほど味が出るアルバムです。 今回の紙ジャケット版は帯まで完全再現なのですが、ソニー流の上からはめ込み式帯にワーナーのマークはちょっと違和感があるかも。しかも価格が高めなのはそのデザイン版権の買取料なの?と思うぐらいです。総じてワーナーの紙ジャケシリーズは高めで、せっかくの過去の名盤を若い人に聞いてもらおうというよりもコレクター向けの設定なのかな?このあたりは、ソニーレコードの姿勢を見習ってほしいものです。
やはりウッディアレンの才能を再確認しました。 おしゃれで、今だに古臭さは感じないと思いました。 それが才能か?
期待以上の面白さ。脚本を書いているのは主演を務めたサイモン・ペッグとニック・フロストというイギリスのコメディ俳優の2人。イギリス人から見たアメリカ人やアメリカ文化が皮肉とユーモアたっぷりに宇宙人ポールに投影されている。アメリカ人が作ったのではこういう作品にはならなかったはず。また、ポールだけではなく、進化論などもってのほかという原理主義的キリスト教徒であったルース(クリステン・ウィグ)が、ポールの持っている知識を移植され、180度人間が変わってしまうところも面白い。随所にギャグがちりばめられ、最初から最後まで笑いが絶えることがなかった。ちょうど「ビートたけしの超常現象SP」や「世界の恐怖映像2012」を見た直後だったので、相乗効果でばっちりハマったともいえる。 この作品は7歳、4歳の娘と一緒に日本語吹替音声と日本語字幕を併用して見たが、大人も子どももそれぞれに楽しめる。「E.T.」や「スターウォーズ」など数々の先行作品のパロディやブラックジョークは、大人でなければわからないものの、テンポのいい台詞のやりとりや巧みな間の取り方は子どもにも十分通じていた。繰り返し見ても楽しめそうなのでBDのコストパフォーマンスは非常に高い。 惜しかったのはせっかくシガニー・ウィーバーを引っ張り出したのに、「エイリアン」のリプリーを彷彿とさせるパロディがなかったことだろうか(あったのかもしれないが、気づかなかった)。
55歳、自分自身で曲をギターでコピーしたり、大阪公演に行くなど、長年にわたるサイモン・ガーファンクルの大ファンですが、本DVDはたいへんよく出来た作品だと思います。演奏そのものを重点的にクローズアップして構成されているので一曲、一曲を心ゆくまで楽しめます。
特にいいのは、「ミセス・ロビンソン」で、ポールサイモンがヤンキースタジアムで、ジョーデマァジオの功績を称え、ソロで歌っています。他、ポールサイモンが演奏している曲以外に印象に残ったのは「ボクサー」で、ショーン・コルウィンとアリソン・クラウス、女性2人が演奏しています。この2人のコーラスが最高です。女性版ポールサイモン・アートガーファンクルと思えるほどで、S&G本人よりもいいかもしれません。(笑)
他にもいろいろと楽しめる曲(ジェイムス・テイラー、ジョージ・ハリソンもでています)がありますが、どれも曲の質は上品でGOODです。サイモン・ガーファンクルの曲の原点が見えてきそうです。自分もギターであのように弾きたいと思わせるものがあります。
何本か発売されているサイモン・ガーファンクルのDVDにもいいものがありますが、このDVDはその一つに数えられる、すばらしいものです。
最後に一つ、購入のアドバイスをすると、初心者?よりも長年のファンである人達にたまらないDVDになるのではと思います。
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