僕が、初めて何部か続きの物を読みました。その第1巻です。 この第1巻は、これだけを読むとグロテスクな内容の本だと感じるかもしれません。しかし、第2巻、完結編の前置きとして、不可欠な物だと感じます。 正直、この第1巻の初め~中間は筆者が過去にされた虐待の羅列をしてるだけで、大して面白くないと感じるかもしれません。しかし最後のほうには、デイブが里子として生きていく為の希望を持って終わるので、ついつい第2巻でのデイブの幸せな生活を期待してしまいます。第1巻、第2巻、完結編の繋ぎは良く出来ている本です。 もしあなたがこの第1巻を読むとしたら、自然と第2巻も読みたくなるでしょう。
表紙のとおりの幼くて可愛らしい女の子ばかり出てきます。 ですが、内容的には普通でした。 この絵がタイプならハズレはしないと思います。
6巻でようやくストーリーが進み始めたような気がします。 この巻が一番読みごたえのある内容だった気がします。他の方が言ってるように、回収されてない伏線にこれから期待したいです。 あと、コトリの態度がかなり可愛らしくなってます。
どうにも内容がパッとしないですね。連載してるのが青年誌だから、エロ描写もOKな筈だが、いかんせん主人公が中学生だし、相手は犬(見た目は人間)だし、そっち方面の期待は出来ない。無駄にパンチラが多いんだが、見えすぎも考えものたまぁーに見えるくらいで十分です。ストーリーはほぼ、皆無で一話完結で目的とかもないんで、微妙ですね。せっかく絵がうまいのだから、これからの内容に期待していきたい漫画ではあります。
とらハシリーズやリリカルなのはで知られる実力派ライター都築真紀氏が手掛けた本作 『わんことくらそう』
まさにタイトル通りの作品である。
描かれるのは、わんことの暮らしを軸にした人間ドラマ。
ともすれば、ただの獣っ娘萌えゲーになってしまいそうな本作を、それだけではない深みのある物語として仕上げたライターのセンスと技量は流石ベテランと言った所だろう。
作品全体としては、飛び抜けた部分の無いバランス型の仕上がりとなっている。
だが、本作は浅くは無い。
人に近い知性を持ちながらも、本質的には動物以外の何者でも無いという人型動物の悲哀を本当に丁寧に書いている。
人間にも動物にもなりきれない中途半端な存在。この辺の問題の扱い方は、ある意味SF的でもある。
それでいて本作は、柔らかな温かみに溢れている。
切なさを感じさせる場面も多いが、だからこそ、この温かさが際立つのではないかと俺は思う。
さて、そんな本作、俺の中で物語としての面白さとは別問題で別格の地位に在る作品だったりする。
それは作中で主人公が度々口にするスレた人生観や捻くれた恋愛観に絶大な共感を覚えたからに他ならない。
物語の本筋にさほど関係ないにも関わらず、この主人公は自らの人生観をよく語る。
それは、人によっては強烈な不快感を覚える厭世的で諦観めいたニヒリズム。
彼自身ですら、人間好きな普通の人は、自分の様な人間を受け付けないだろう と語る。
嘘つきだと思うか、馬鹿だと思うか、馬鹿にしてると思うかだろうと。それぐらいスレた人生観を彼は抱えている。
個人的には、瀬戸口廉也作品が好きな人。それも、CARNIVALなら理沙、SWAN SONGならば柚香に共感したような人。キラ☆キラなら紗理奈√に感じ入る所があった人に本作をオススメしたい。
キーワードは「生きる」ということ。
この物語は本当に深い。
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