初演も再演も観劇しました。
今回も小林さんらしい仕上がりだと思います。
ただ、初演を観ている私に取っては、再演の内容は薄く感じました。台本を焼き直したと言う割には、今までのKKP作品では余計に一番簡素になってしまった気がします。
それでも出演者さんたちは魅力的でした。
買って損はありません！！
登場・退場部分とオープニング部分に出ている小林さんを見たくて購入。やってくれてましたね。本人も楽しそうでお茶目なことをやっています。
それにしても会場の選択から、色々な演出、衣装、楽曲、どれをとっても椎名林檎さんのセンスのすごさに感心しました。これを機に椎名林檎さんにも注目。
読みやすいです。一般的に戯曲は登場人物が誰なのかが判りにくくて、この台詞言ってんの誰だっけ？
ト、なりがちなのですが、ラーメンズは二人。二人芝居(コント)なので、しかも、そのまま、小林、片桐って
台詞がうってあるので、読みやすいし、想像しやすい。劇場には行けなかったけど、これを読めば、劇場の雰囲気が
味わう事が出来ます。
「こんなにテレビで放送されなかったネタがあったのか！」というのが最初の感想です。
始めからこのDVDを出す前提でテレビで流さなかったのか、それともカットシーンが多く
なっちゃったからこれはDVDにして出そう、という事になったのか。まぁ、どちらにせよ
これが出てくれて本当に良かったです、見られて良かったです。
大概、ラーメンズと小林さんと片桐さんのファンですが、この番組は良かったです。
DVDになってくれて良かった。そして何よりパッケージが凝ってる！恐ろしく凝ってる！
これが手元に得られるだけでもかなり儲けもんです。
普段、舞台では見たり聞いたりできない小林さんの本気のつぶやきも必見です。
ファンなら是非、そしてあまり良く知らない方もこれをきっかけにもっと好きになって
くれればいいのにな、と思いました。
価値はありますよ！！！
小林賢太郎は多彩である。近作のように本格ミステリーのような舞台も成立させてしまう。ただこれは純然たる演劇ではなくお笑いテイストが入っていて、よく言えばとっつきやすい、悪く言えばまがいもののような印象を受ける。彼にはどこまでいっても、「ミステリーのような舞台を演じている自分」というものを客観視してしまうところがあるのだろう。その客観視こそが彼の笑いの根幹を担っているのだとも思う。それでも流石は小林賢太郎と思わせる構成で、このようなシステマチックな論理パズルは、並の芸人に作れるものではない。やはり、彼は多彩で、多彩な自分を見つめる目も持っているのだ。
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