ロスト・ハイウェイ
今なおロックミュージックシーンのトップクラスバンドとして君臨するBONJOVIの最新作が本作の「ロスト ハイウェイ」である。最近のBONJOVIと言えば、前作の「ハヴ ア ナイス デイ」が世界的にブレイクし、アメリカのアルバムチャートでは首位は取れなかったものの、日本のアルバム総合チャート堂々の初登場1位を記録したのが記憶に新しい。また本作の発表時点でBONJOVIのアルバムトータルセールスは1億2千万枚を超えており、まさにモンスターバンドと言うにふさわしい風格だ。
前作の商業的成功でBONJOVIは、本作で新たな試みを行っている。それはカントリーミュージックを今まで以上に取り入れ、これまでのアルバムとは違った風作を見せ付けているものの、その面で本作のリリースの直前で評論家の間で賛否両論になったのも事実だが、いざと聴いてみればカントリー色は強いものの彼等らしいサウンドに仕上がっておりかなり聴き応えもあり、時には少しハードなロックナンバーも聴けるが矢張り全体的にはカントリーとロックミュージックを融合したかのようなアルバムに仕上がっている。個人的には素晴らしい仕上がりだとは思うが、どちらかと言うと前作の方が気に入っているが、決して本作は駄作ではない。只前作みたいな風作を期待してたファンなどには賛否両論になりそうだが、BONJOVIらしさを第一に求めてるファンには納得できる内容かもしれない。本作はBONJOVIファンはもちろんのこと、ロックファン及び洋楽ファンなどは一度でもいいので聴いてみてはどうだろうか?
ロスト・ハイウェイ(サントラ)
トレント・レズナー(NIN)が好きなので、何となく買ったのですが、これが想像を遥かに超える素晴らしさ。
とにかく怪しい感じのインストのアンジェロ・バダラメンティといい、バリー・アダムソンからロックの代表格スマッシング・パンプキンズ、マリリン・マンソン、更にはデヴィッド・ボウイまで、一見めちゃくちゃな組み合わせだけど、ちゃんとまとまってます。
暗くて、怪しくて、いかがわしい感じがたまりません。
聴くと、映像が浮かんできます。
田口護の珈琲大全
珈琲について真面目に知りたいと思う方にお勧めです。奇をてらったところがなく、珈琲の品種から欠点豆の見分け方、焙煎、抽出と淡々と詳細に説明されています。むしろこの淡々とした説明に喫茶店屋の年月の重みを感じます。カフェブーム華やかなりし一時期のカフェ本とは一線を画す非常にまともな本といえるでしょう。
これまで本書のように分かりやすく論理的な珈琲本がなかったのかという印象を逆にもちました。一言でいうと普通です。普通すぎていて物足りなさを感じられる方もいるかもしれませんが、そういう方も一度は目を通す価値があります。いわば珈琲屋の定本。