3巻では、本当の日常シーンはありません。 誰かしらが命を落としかねない危機が常に差し迫っています。
この巻はアリョーシャの本領発揮です。 格好良く活躍する様を存分に楽しめます。
殺し屋の「この次会う時は覚悟しておきなさい!」という捨て台詞に対し、 アリョーシャの「次など無い」の言葉とともに繰り出される絶命の一撃。 柔らかな雰囲気の絵柄と対照的に、クールな内容。 このアンバランスさがたまりません。
近藤るるる「たかまれ!タカマル」の最終巻。
前の巻からいきなり最終回になった時は驚いたが、実際読んでみると難波部長の一連の行動が
最終回付近への複線になっていることに気づく。
構成に関しては最後まで見事な漫画だったと思う。
何より面白い内に終われて良かったなあ、と。 寂しさはありますが。
最終17巻ではセクハラ教師の青山とS.M.Lの面々との理事会による言い争いが中心。
思ったよりもヒートアップする主張合戦には笑いが込み上げるほど可笑しさを感じたが、
それよりももっとカタルシスを感じたのはタカマルと仲間たちとの友情と絆。
最終巻だけあって表現もストレートだし、「ゲーム」というこの漫画のテーマについても作中でじっくりと語られる。
一度袂を分かった難波部長との和解も大きな見所だと思う。
最終回付近の内容は、もう実際読んで欲しい!ってところで。
ベタでありつつも、予想外の展開もあって流石の締め方だったように思う。
「たかまれ!タカマル」全17巻。ゲーム雑誌の製作という題材を中心に置きながらも
コメディや恋愛、勘違いによるスリリングな展開など、それだけに留まらないプラスアルファの魅力が出ている秀逸な作品だったと思います。
特にゆきえさんとの関係性については本当に楽しませてもらった。
前述の通り最後まで面白いし、またネームも読みやすいので一気読みしても面白いんじゃないかと思います。
そんな近藤るるるは早くも同誌で新連載を立ち上げている模様。止まらない作家である。楽しみ。
脚本はシリアス100%なのに演出は80%コメディ破綻してもおかしくない
バランスなのに主要人物の個性と相まって世界観にはまります。
そして何より主役のアリョーシャがセリフ少な目なのに無表情っぽい表情の
バリエーションで可愛さが異常です(笑)
最終巻もやはり面白かったです。
ファミ通でテラオの連載が終わって、次はいつこの作者の連載始まるのだろう?と思っていたら、この巻の最後にファミ通での連載も終了と書いてありとても残念です。
トルテ>タカマル>テラオと次はどんなのが来るのかと思ってファミ通読んでいたんですけどね…
白人美少女暗殺者が母国のクーデター失敗が元で任務を途中放棄させられ、挙句の果てに潜伏先の日本で暮らすことを余儀なくされた・・・割には楽しげなようなそうでもないようなw
銃器関係の描写は残念の一言ですが、話が面白いのと絵が可愛いので満点です。
マイナー系月刊誌に連載されている作品なので知っている人は少ないと思いますが、買って損はありません。絶対楽しめます。
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