この映画は全くおかしな批評をされるだろう。 すしのようなものをだしたら煮込みが足りないといわれるようなことだ。 この映画はアメリカ的でも日本的でもない。 アメリカでの公開時青葉屋での決闘のシーンではシロクロになっているくらいだ。 アメリカ人のあやまった日本人感で描いたともいってほしくない。 もっとすごいものがあるんだ。 アメリカ人が梶芽衣子のサソリをリメークするなんて誰が考えるんだ。 黒沢じゃあない梶芽衣子だよ梶芽衣子。 理解できる方が異常だよイジョウ。 しかも影の軍団服部半蔵だよ。 もうたまらん。 栗原千秋に鉄球を回させるなんてもうスゴスギ。 こんな映画はタランティーの意外にできない。 そんな映画につまらない評価はするな。 とにかくみるべし。 やっちまいな。 追伸 音楽も最高にかっこいい
十分に、楽しめるって思います。
これがサントラだーって
最近は金融本のイメージが強い著者による映画評論。 映画評論の出版は9年ぶりだという。 中身は、映画に詳しくない人でも入りやすい内容となっている。 むしろ、映画にあまり興味がない人こそ読むべき映画評論だと思う。 取り上げている映画は『リンカーン』のような最新作から、 ここ10年くらいのアメリカ映画が中心となっている。 リンカーン、レーニン、ムッソリーニなどの伝記映画を多く取り上げているせいか、 著者による一種の「政治権力者論」のような本にもなっている。 ここで取り上げられている映画のほとんどは、ツ○ヤなどで100円でレンタルできる。 この本を読んだあと、それらを借りて観てみることで、歴史・社会に対する理解が格段に深まると思える。好著である。
テレビで流れていたCM、情報番組内での取り上げ方で、公開当初は万人向け的なイメージを持たれたようです。タランティーノ作品を多くの人に見ていただくチャンスではありましたが、この手の作品に理解と免疫がない観客(特に彼氏彼女)が劇場に足を運んでいたようで終了後に廊下、昇降階段などで「キモい、最悪、金が勿体無かった、つまらなかった」を連発。 断っておきますが、同作品はファンにとって「直球」のストライク! 期待以上の面白さがあります(そんなファンのリアクションを劇場で目の当たりにして「引きまくる女性客」という劇場内の様子も素晴らしかったです)。母親が幼子に「苦くないでちゅよ~」と、凄まじい劇薬を飲ませる行為に似たようなものでしょうか。「苦いよ」と教えてから、与えた方が良い場合もありますよね。同作品は「年齢制限(R指定)」分の苦さはありますけれど、見所はそっちの方向・角度じゃないってことです。
文句無く傑作ですよ、これは。7980円もする「キル・ビル Vol.1 プレミアム BOX」買っちゃいました。だってザ・ブライドの着てたオキナワTシャツが付録なんですもの。監督の様々な映画へのオマージュ溢れる引用も元ネタ知らんし、どこ吹く風。
ゴーゴー栗山千明の眼力、ダリル・ハンナのアイパッチ、ナース服に着替えてなおのアイパッチ、千葉真一のセリフぐだぐだ感、ルーシーの変な日本語、ソフィの流暢過ぎる同時通訳、青葉屋でのThe5678's、機内への日本刀持込、全てがカッコ良い。
早くオキナワT着たい。
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