横山光輝の原作物の初めである。
吉川英治原作『三国志』につらなる作品群である。
こちらは、林不忘の原作である。
ほぼ原作を忠実になぞりながらも、
マンガ的省略をするという技法をしっかりと編み出している。
山中貞雄監督の映画と比較してみるのも面白い
莫大な柳生の埋蔵金の謎を秘めた「こけ猿の壷」。 それを巡って柳生家・不知火道場・左膳、おまけに幕府も加わっての四つどもえ。 左膳のキャラが丸くなり、チョビ安の親代わりをしてるのが泣かせます。 それでも妖刀「濡れ燕」の血を求めるクセは相変わらずだねぇ・・
この作品は、柳生源三郎がかっこうよく武士らしく描かれています。丹下左膳とお藤のやりとり、チョビ安の命を救うため、刀も持たず単身乗り込む左膳、こけ猿の壺もいらないとうあたり 人情あり、将軍が金子を庭に埋めており、今回は得るところあったと言うところなどよい作品です。
関の孫六作の名刀を奪おうとする左膳。名刀に隠された秘密も読み進むと明らかになってきます。場面が素早く展開して飽きさせないのですが、表現が冗長なところがあります。講談のような言い回しがあるのですが、これも時代の味です。登場人物は、皆、個性的です。驚いたのは、左膳が辻斬りをする非道な悪役に描かれていることです。最後の場面で、刀を失ない、海を流れていく左膳。これからどうなるのか。次の巻が、楽しみです。
この作品がテレビ放送したときビデオにとっておかなかったことが大変悔やまれていました。 その作品のDVDが発売となりうれしい限りです。 いろいろ語りたいことがあるのですが、これだけは言っておかなければいけないと思いました。 最後左膳が遊びに行くといって出かけた先は・・・・・・。 このED見るためだけでも買う価値はあるかと。 いい意味でも悪い意味でもすべてがぶち壊されたような気がしました(笑) 使用された曲はブルーハーツ ♪ぼ~く~の~み~ぎ~て~知りませんか~~~? ・・・・・・・・・・まんまです・・・・・・・・・・
|