1975年作品。録音は74年暮れでこの頃はまだまだキースは大丈夫だった。贅沢な仲間達とワイワイ愉快に作成されたであろうこの作品は彼のフーでは見られない一面が満載である。太鼓も2曲くらいしか叩いていないが、歌は全曲歌っており、これが本当に素晴らしい。インマイライフなんてオリジナルよりも説得力があるね。「四重人格」ベルボーイでの悲しげな哀れな歌い方に感心した方には泣けると思うなぁ。演奏も素晴らしくて隠れた名盤ではないでしょうか?ボーナストラックもスティーブ・クロッパーがプロデュースしていたりで、交友の深さが窺い知れる。この頃のThe Whoの「By Numbers」や晩年の「Who Are You」でのプレイを聞いて首を傾げてしまうよりもコレを聞いたほうがすっきりするかもしれない。3回聴いたけれど飽きないね、素晴らしい。
もはや伝説となったロックスターを、あえて美化せずリスペクトしながらコケにした一冊。ロックファンはロックスターのここういう一面をおもしろおかしく語りながら酒を飲むのが大好きなのだ!たとえばキースムーンのドラムには心底シビれた。ライブビデオを見て、その品になさ(笑)に更にシビれた。次は面白いエピソードを聞きたいのが我々ロックファンだ!こうして一冊にまとめるとロックスターって…あらためて愉快な人達だなあ…。余談だが、この本を読んだ後、あの生きた伝説ロックスター、ローリングのライブに行ってきた。感慨深さひとしおであった。死して伝説になったロックスターを通じ、生きた伝説に彩りを添える一冊DEATH。ワーストロックはもう読んだから、次の企画は死んでおけば伝説になれたのに…っていう本はどうですか?○ラックモアとかとりあげて(笑)。落ちたロックスター伝説なんてのもどうかな?○ャックベリーとか○トルリチャードなんかで…。まだまだいるなあ。楽しみにしています。
紙ジャケでの発売はうれしいものの、
レコードに付属していたブックレットはなし。
いい値段だけに、こういうところが残念。
ピート・タウンゼントがこだわった音響のブルーレイ化が待たれる。
北米盤はとっくに発売されているので。
『ヤングマンブルース』は、はっきり言って反則です。 胸ぐら掴んで殴り倒すかのような「凄み」さえ感じられます。 引き合いに出してしまうとファンの方には申し訳ありませんが、ザフーのサウンドには、ディープパープルやジューダスプリースト等のいわゆるヘビーメタルの古典とも言うべきバンド(彼らのファンのよく使う「様式美」という言葉は、正直私の感性には合わないのですが)とは別次元の「暴力衝動」が感じられます。例えて言えば、「水鉄砲」と「水爆」程の差が感じられます。 平凡な一社会人である私を、この様な過激なレビューに駆り立てる(笑)彼らの才能は計り知れないものがあります。
二十何年前?高田の馬場の映画館で、さらば青春の光と2本立てで、トミーを初めてみました。モッズパーカーの若い人達と一緒に。音楽通じゃない私でも、豪華なキャストに目は奪われましたが、(三重苦のトミーの誕生~苦悩~成功~挫折~再生?)この宗教的な作品に入り込めませんでした。でも時が経ってこのCDを聴くと、音質も良く、違和感なく聴けました。フー好きの方なら、トミーの映画や、何年か前のトミーツアーのビデオやDVDは持ってるでしょうが、映像を観てからCDを聴くと、すんなり入り込めると思います。
|