1952年フランス映画、アカデミー外国映画賞受賞作品、貧困そして残酷という名の現実は幼い少年と少女まで容赦なく飲み込んでゆく、残酷な現実を描いた名作中の名作、脚本も素晴らしいですが、子役の特に女の子の演技が素晴らしいです!、ラストがとても切なく強く印象に残っています、現実はこうも恐ろしいものなのでしょうか、、、。
亡くなって10年以上経過しましたかね、イエペスは可也来日しました。彼はNHKのインタビューで「禁じられた遊び」は私が作曲して母に贈ったものだ、と断言していたが一般的には現在でも「古い民謡」としか認知されていない。しかし乍らこの曲のお陰でどれだけギター人口が増えたことか計り知れない。名画禁じられた遊びは古いカタロニア民謡やラモーの二つのメヌエット、ド・ヴィゼーの組曲二短調から抜粋などを加え、セゴビアの助言も聞きながら完成し、世界中にイエペスの名を轟かせた訳ですね。このディスクには「おはこ」の名品ばかり、特にサンスのスペイン組曲は彼が良く取り上げる曲で生粋のスペイン音楽家と感じさせる一面だと思います。
当時アカデミー賞を総なめにし、世の中に衝撃をもたらした超名作が感動のブルーレイ化になりました。 今、見ても色褪せることの無い衝撃を受けること違いありません!! モノクロの原点とも言える、この名作映画をブルーレイでじっくりと堪能しましょう!!
1940年6月、南仏の田舎。ナチの爆撃機の機銃掃射で両親を失い、彷徨い歩く5歳の少女ポーレットは、農家の少年ミシェルと出会い、彼の家に連れていってもらう。ポーレットが抱いていた死んだ子犬の墓を作るミシェルから、死んだものを葬る事を教わったポーレット。十字架を立てて死んだものを葬ることを覚えたポーレットは、ミシェルと一緒に死んだ動物たちのお墓を作って遊ぶようになる。・・・ 戦闘を描いているのは、最初の機銃掃射の場面くらい。あとは牧歌的な南仏の田舎の風景が広がり、その中で無邪気に遊ぶポーレットとミシェルがいます。ゴキブリやモグラ、ヒヨコなど自分の身近で死んだ動物を葬るために、やがてミシェルは墓場から十字架を盗んでくるようになります。2人の何気ない遊びが大人に知れてしまったとき、大人は目くじらを立てて怒るのに、一方でミシェルの家族は、隣人といがみ合い、ついには墓穴でとっくみ合いの喧嘩までしてしまう。子供の無垢な視点から浮き彫りにされる大人達のエゴ、そのために戦争も起こってしまったんだと思うと何だかやりきれなくなりました。 ポーレットとミシェルを演じた2人の子役の演技は、実に見事です。ナルシソ・イエペスの物悲しいアコースティックギターの音色も、この映画にマッチしていて一層気分をかきたてられます。戦闘の場面は少ないけれど、この映画は戦争の愚かしさを訴える、見事な反戦映画だと思います。
「ALI PROJECTの曲を一つ教えてくれ」と言われれば、多くの人がこの「禁じられた遊び」を推すでしょう。
ALI PROJECTは「月蝕グランギニョル」など様々な曲で多くのファンを獲得、魅了し続けてきましたが、この曲により彼女達の知名度は飛躍的に上がった、と言っても過言ではありません。
もしあなたが最近流行のJ-POPを聞いていて「物足りない」「飽きた」
と思われら、「禁じられた遊び」を聞くことをお勧めします。
きっと、ALI PROJECTがあなたを素晴らしい別世界へと連れて行ってくれますよ。
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