この本を手にとったキッカケは、7巻の表紙を偶然見かけ、面白そうだな、と感じたからです。試しに1巻。続き気になって2、3巻。そして、7巻まで買わなかったなんて馬鹿!と、反省して4〜7まで一気に! どんどん面白くなっていきます。世界観もキャラも大好きです。とくに私はシャークに惚れました!プラモとティルダ姫様かわいい♪ もっと沢山の方に読んで頂きたいです。差し当たり、友達に広めまくります。この本に出会えて良かったです。
表紙の絵が気に入り、電子書籍で試し読みしたら惹かれてしまい、次の巻もその次の巻も試し読み・・・堪えきれずに既刊分を揃えてしまったという。ここ何年も新しいマンガを買ったこともなく、有名作品は古本かレンタルで一度読めば十分、という態度だったのですが、この作品は違います。
今巻はシャーク船長の空賊団解散宣言から数年後の話で、生き残った団員がどうしているかを描いています。主人公ニットとプラモの成長した姿は、まあ・・・前の可愛いのが好きだったのでまだ見慣れませんが、このコンビが空を飛んでいる姿は格好いいです。
過去に登場したキャラ、キリオやオブレ・エルなんたらも再登場します。キリオはニットと並べるとシャークとアルのコンビを彷彿とさせるので、これから二人の関係がどうなっていくのか楽しみです。またオブレ某の登場するシーンの見開きの絵は素晴らしい。この作品の見開き絵はどれも迫力があって、それが最初に惹かれた理由の一つなのですが、単行本では絵が小さいのが残念です。電子書籍であれば大きな画面で見られるのですが。
追記:表紙がどれもきれいなのでカラー画集があればいいなと。また作中のお伽話「空飛ぶ島エルドゥラ」も本の体裁になればいいなと思ってます。
正直に言うと日本のファンタジー漫画には嫌気がさしていた。どれもゲーム的な内容と設定で、剣だの楯だの、口を開けば冒険だと言う。いつの頃からかイマジネーションの進化をやめてしまったかのようであった。そんな時にゲッサンを読んで「何だこの恐竜と飛行機の融合したキャラクターは?」・・・・から魅かれた。安彦良和のような流麗な線と空間処理、アメコミのようなカラリとした画面のコントラストと、劇場版映画を見るようなレイアウトと迫力、そしてフィルム映像から切り取ったような迫力のシーンの数々。でもそれらのどれも、やはり作者のアントンシク氏のオリジナリティであろう。絵も魅かれるがストーリーも一気に読ませてしまう魅力を内在している。日本でのアニメーション化はまだなようだが、時間の問題であろう。ファンタジーの王道にしてファンタジーという一括りにしたくはない作品である。
どことなくジブリ作品に通じる雰囲気も漂う秀逸な世界観の、スパニッシュテイスト溢れる冒険ファンタジーです
世界観の核であるリンドバーグの設定が面白く、画力も高くキャラも魅力的で、物語にスピード感もあり、読んでいて飽きません
強いて難を言うとすれば、主人公にいまいち特徴を感じない所でしょうか、微妙にキャラが立ってないように思います
まあ、物語の核は主人公と相棒の成長でしょうし、現時点では仕方ない部分もあるのでしょうが
もう3巻ですし、そろそろある程度の解りやすい特徴が欲しいかな、と思いました
とはいえ、周囲のキャラ達が非常に魅力的なので、この作品を楽しむにあたって、特別問題にもなりませんけどね
上質な漫画ですので、もっと知られて欲しい作品です
タイトルの「リンドバーグ」とは、この漫画独自の爬虫類的な生物で、
主人公や空賊達はその背に跨り、大空を飛び回ります。
ただし、一般的に想像するドラゴンとは違い自前の翼を持たない為、
人工の羽根を背負うかたちになっており、
複葉機のようなシルエットになっているのが特徴的です。
舞台については、ファンタジーものによく見られる北欧ではなく、
南寄り、スペインやカリビアンをモチーフとしているのも面白いですね。
主人公がまだ幼く、自発的に活躍する場面が無い為、
感情移入し難いのは減点材料ですが、
登場キャラクターが皆、表情豊かで、溌剌としており、魅力的に描かれているので、
群集劇として見るならば、問題は無いでしょう。
作品全体の印象として、女性作家の作品に通じる、ある種の品の良さを感じました。
画力が非常に高く、登場キャラクターが皆、いきいきと描かれているのは、大きな加点材料です。
また、セクシュアルな表現が無いので、女性にもお勧めできる内容と云えます。
漫画に、憧れと浪漫を求める方にお勧めです。
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