まずは全世界初SACD化を素直に喜びたいです。 音質はSACDのメリットを充分に生かした、聴き疲れのないなかなかの仕上がりかと感じます。ただ、自分はこの盤に関しては強烈な思い入れもあるので、勝手に想像していた地点には達していませんでした。本国ではマスターは既にデジタルコンバートされているとのことなので、国内アナログマスターの状態が幾分良かったとはいえ、限界もあったのかな、と。 パッケージに関しては大きく不満あり。オリジナルに忠実でない勝手な仕様の紙ジャケは、はっきり言って意味がありません。普通にプラケースで充分です。高価格の裏付けをここに示しているなら間違っています。スティーリー・ダンについては、ある種の信者(!)なので無条件に購入してしまいますが、他のラインナップに手を出す気にはなれません。価格の圧縮と仕様変更は強くメーカーさんに求めたいところです。
大好きです。 81年にLP購入以来,「最高」と思っています。 JAZZもFUSIONもROCKもR&BもFUNKも 一通り大好きなんだけど,常にここに戻ってきます。 自分の,音楽アルバムのNO.1基準はやっぱりこれなんですよね。 まさに,ポテンシャル,クオリティ,サウンドの「究極」です。 一言!! 世界最高の腕利きミュージシャンを集めて演奏させれば 「最高」の音楽ができるとは自分自身全く思ってもいないし, それは所詮ナンセンスなんだと思ってはいるんだけど, この作品は全く別物です。 フェイゲン,ベッカーのこの作品に懸ける凄まじさが,現在も五臓六腑に伝わってきます。 もう一言!! 全部好きなんだけど, もう,ショーターとガッドには,ただただ涙!! こんな熱い演奏,スタジオものにはあるまじき行為でょ。 ご注意!! 聴く者を選ぶ屈折感が多分にあります。 が,NO.1基準はそれぐらいでちょうどいいと思うのです。
PS:ピュア・オーディオのサウンドチェックにこのCDを使わせてもらっている者は, 自分以外にも,世界中に相当数いるはずです。 サウンドは,この当時にしてまさに「完璧」を越えているものです。 素晴らしい。拍手。
このシリーズの中でも特に興味を惹かれた内容のDVDでした。 アルバム製作過程でいかに拘りを持ちギターソロ一つをとっても何人のスタジオミュージシャンを起用していたか! そのなかから何故このアルバムのテイクがOKテイクとなったのかを二人が解説しています。 その際に数人のミュージシャンのテイクを聴く事ができるのも楽しいです。 没になったテイクも決して悪くない物もありこのDVDを観て拘りの強いアーティストであるとは数々の音楽誌では語られていますが 如何に彼らの拘りや妥協の無さが強いか窺い知れます。
このDVDは自分でも笑ってしまうくらい繰り返し見ている。と云うのも、単に彼らの音楽の
ファンとしても、自分でも演奏するアマチュアミュージシャンとしても大変に興味深い内容が
一杯だからだ。まず関係者は総出演。裏方のG・カッツとR・ニコルズまで出演している。
有名なサイドメンのD・パークスがプールサイドであの「Josie」のカッティングを弾いてくれる。
R・マロッタはあの恍惚の表情で「Peg」のグルーブを叩く(私の一番のお気に入り)。
C・レイニーはレコーディング秘話を語りながらベースを爪弾くが、そのときにミスタッチで
大きなノイズが出る(名人でもこんな事があるんだ)。S・ダンの2人はコンソールをいじり
ながら曲をプレイバックしトラックごとの音を取り出して聞かせてくれるが、そこからまた
新しい話が展開されていき、何か大きなドラマを見ているようだ。この他にも有名なゲストの
インタビューやデモ演奏などで盛りだくさんだが、ストーリーの合間に入っているニュー
ヨークの景色がとても美しく、S・ダンの曲と上手くまざりあっている。
スティーヴガッドとバーナードパーディの参加作品ということだけでこのCD聞きました。
うわぁ80年〜90年初頭にでたCDのほうが古い音にかんじる〜〜・くらい音がこれでもかってくらい鳴りきってます。
当時の周りのミュージシャンはたまったもんじゃなかったでしょうね。
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