このシリーズは図書館ではヤングコーナーなどに置かれている本です
が大人でも十分に楽しむことができます。
今まで直感、評判で読む本を選んでいた私にとってこのシリーズとの
出会いは価値のあるものになりました。
全12巻を読み、贔屓の作者を見つけることが出来ました。ぜひとも全
12巻、読むことをお勧めします。あなたも贔屓の作者を見つけてみてく
ださい。
林真理子
登場人物の価値観がことごとく自分の価値観と合いませんでした。そ
のため読んでいてイライラしました。ただそのように感情を逆なでして
くれる本というものも大切かなと考え星3つとしておきました。
収録作品は
『モデルのみちる』
『二人の部屋』
『駅』
『一年ののち』
『赤い鳥』
『玉呑み人形』
の6点です。
あとがきに『山梨から上京し作家になった私は、長いこと「地方出身
の女の子の悲哀」というものをテーマにしてきた。』とありました。こ
れに共感できる人にはお勧めの小説になるのではないかと思います。
ひたむきでみずみずしい新居潤子と愉快な仲間たちの「赤い鳥」、スーパーヴォーカリスト山本潤子におまけが二人ついた「ハイファイセット」、円熟した大人のソロヴォーカリスト「山本潤子」いっぺんに楽しめます。
表現力なのか声の威力なのか、彼女が歌うことで歌に魂が宿ると感じるときも。
初期は悲しい思い出ばかり書いていた荒井由美の作品も、本人の歌だと「ふーん、そうだったの。でも過ぎたことだし、もういいんじゃないの?」というくらいの感想しか持てなかった私ですが、同じ歌を潤子ちゃんが歌うと「そうかそうか、つらかったんだね、がんばったんだね、何か僕にできることがあったら言ってくれてもいいんだよ!それにしても荒井由美っていい曲をいっぱい書いたんだなぁ」となるわけです。小田クンも伊勢クンもいい曲を書くんだなぁって、彼女の歌を聴いてから初めて認識しました。
この人が歌ったらどんな曲でも名曲になるんじゃないか、そう思わせる彼女も還暦を過ぎた今、旬の声を楽しめる貴重なCD。いろんな想像をしながら楽しんでいます。
初めから卑劣で馬鹿にした内容の歌ならともかく、差別用語と同じ言葉で意味の違う言葉が入っているだけで放送禁止にされたり、差別などの悲しい事実を歌った物が当事者達を傷つけるからといった理由で放送禁止になっていたり。実際は放送禁止歌を取り締まったりする物は何もなく、むしろこういった歌によって差別など世に訴えることが出来ることもあるのだと改めて感じました。 学生時代友人から60~70年代のフォークをおさめたカセットをもらった。遠藤賢二「カレーライス」、加川良「教訓I」と言った歌に混じって、初めて聞いて衝撃を受けた岡林信康「手紙」。悲しく切ないあの歌は、今もなをフルコーラス口ずさめる程だ。 傷つける、抗議があったなどと、いつしか勝手な噂や憶測で、数々の名曲が自主規制されてしまう。歌をきっかけに考えさせられることは多く、自分もそうだったように若い世代に聞いて色々と考えてもらいたい歌が多数載っている。 森氏の作成したドキュメンタリー番組を見ていないので、是非再放送して欲しい。
この巻はルサファの話の前編です。後編は現時点ではいつ発売か未定ですが、早く続きが読みたいです。……話しの中にミッタンナムアが出てきますが、天河本編や〜眉月〜のミッタンナムアのイメージとは全然違く、とても違和感がありました。
「赤い鳥」といった雑誌が昭和の頃あったのは、歴史か国語で習った記憶がぼんやりありますが、 日本の児童文学に対する熱い思いで17年間発行され続けた雑誌だったとは本書を読むまで知りませんでした。 本書はその膨大な作品群からのセレクト集ということですが、並ぶわ、並ぶ、文豪たちの作品が。 読んで驚いたのが高校や大学受験の国語の文章題として出題されたものが多い!! 受験や教科書の出題元は「赤い鳥」の作品からだったのか。。。 児童文学とはいえ大人が読んでも、うなる作品が多いです。 (受験用に使われるくらいだから当然?!) 値段も高く表紙もジミな感じで専門書の雰囲気を漂わせてる本ですが、 日本児童文学の金字塔ともいえる作品集、広くいろんな方に読んでほしいと思う本です。
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