最近はカラヤンをまったく聴かなくなったが、この来日公演はFMで放送されたすべてをエアチェックして、いまだに保管している。この演奏会放送の翌日には友人たちと演奏のすばらしさや録音のよさについて語り合ったものだ。 先日、NHK-FMで流れたこの演奏を久々に聴いた。背筋がゾクッとした。最近ではゲルギエフの指揮あたりでしか味わえぬえも言われる興奮と感動。たしかにただものではない。わずかにアンサンブルが乱れを見せたり、ときに演奏が前のめりになって、音楽があわや破綻しそうな瞬間さえあるが、それらはけっして演奏の価値をおとしめる疵ではない。恐るべき気迫と確信に満ちたこの演奏は、この巨匠が真にときめいていた時代の輝きを実感させる貴重な記録である。
Q&Aという形式ですので体系的な配列は難しく、質問も多岐にわたるため、どうしても散漫な印象を持ちました。ただ、質問に対しての答えは的確で参考になるでしょう。 若い世代を意識した編集で可愛いイラストが満載です。それが誌面の柔らかさに通じますが、情報量の減少も引き起こしていました。
第1章 楽器演奏のQ&A「基礎編」での「循環呼吸ってなに?」のこたえは「ブレスを取らずに吹き続けられる、便利な呼吸法」とあり、実際の方法が記してありました。ただ本書が必要な高校生にとって、これをマスターする前にもっとすべきことがあると思います。プロのオーボエ奏者には必要な技術ではありますが。 鏡を使ってアンブシュアを確認しようという項目では、口の形とマウスピースの位置関係をイラストで記していました。一旦癖がつくとなかなか矯正できないポイントだと思います。 「ダブルタンギング」の方法は有効です。早く軽くタンギングしなければいけない演奏箇所もあるでしょうから。
第2章 楽器演奏のQ&A「実践編」では、「ハイトーンをうまく出すための練習方法はある?」で譜例を示してトレーニングすることが記してありました。トランペットの音階練習として、これがスムーズに鳴らせるようになるまでが大変です。理屈としては分かるのですが、実践は大変だと思いました。
第3章 楽器メンテナンスQ&Aも有用ですが、項目数が少なく利用できる範囲が限られているのが惜しいです。 第4章 吹奏楽部人間関係楽Q&Aは読み物として面白い内容ですが、必要だったのでしょうか。 第5章 楽譜Q&Aもそうですが、これだけでは不十分です。基本的な楽典や和声学の本を読めば良いのですが、この章の範囲なら指導の先生に聴いた方が早いですね。 第6章 先生と保護者Q&A、第7章 吹奏楽部お役立ちQ&Aも読み物として愉しみました。
今年から吹奏楽を指導しています。かゆいところに手が届く,まさに完璧な本だと思います。
第2弾も楽しみにしています。「和声」「楽典」について,分かりやすく載っていたら最高です。
紹介どおり、カバージャケット・盤とも美品で満足です。
当時、FMからラジカセに落として聴いたり、お正月のテレビで再放送を見たりしてたはずなんだが…こんなに素晴らしい演奏だっただなんて!やっぱりライブのカラヤンは凄い…
第一から第三楽章までは帝王カラヤンが振る世界一のベルフィルですから納得なんですが…第四楽章は神がかってます。
コントラバスの重厚な響きはベルフィルならでは…他のオケじゃあ無理…これは痺れますね。
ライブだから仕方ないけど…ソリストの方々は出だし硬いかな…最初の重唱も力が入り過ぎてギクシャクしてるんですが合唱が上手く支えてます。他の楽友会の参加音源と比べものにならない出来の良さ…女性合唱が絶叫スレスレ(笑)なんだが、分厚い男性合唱に負けてないのが良い、大合唱も迫力満点ですね。
私は二重フーガからエンディングまでが一番好きな所なんだが、カラヤンは焦らず、じっくり聴かせてくれます。で…お約束のプレスティッシモ…ビシッと完璧、乱れない…流石はベルフィル。フライングしたブラボー親父には、ちょっと興を削がれた。
ワンポイントマイク録音も素晴らしい…驚いたことにボリュームを上げても音が全く割れない!とんでもなくレンジが広い。200Wくらいの質の良いパワーアンプじゃないと音像がボヤケたり、低音が上手く前に出てこないかな。部屋が軋むくらいの大音量で聴かないと良さが解らない音源ですね。
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