家族がうつ診断されています。まったくもって、行動も悩みも同じものが無数にあって、泣いたり笑ったりしました。特に介護者としての思いに共感します。周囲の人にも理解して欲しいと思い、この本を勧めました。正しく、そして優しさをもって家族に接していきたいと思います。
ツレうつ(1作目)に感動し、「ツレうつ」3冊と「イグアナの嫁」2冊を読みました。 うつに対する認識がまったく変わりました。 また、明るくたくましく夫婦一緒に生きていく大切さを教えていただきました。
自分の配偶者がうつになった・・・この手のエッセイは数多いが,この本は気軽に読め,かつとても共感できる内容である。うつになった配偶者とそれを介護する著者と二人の視点から病状をとらえており,漫画であってもメッセージが的確に伝わってくる。
私事ながら,自分も二度うつで休職をしたが,そのときの状況がまったくと言っていいほど同様なのである。うつになった人もつらいし,何がなんだかわかわずただ見守るしかない家族もつらい。気長に取り組まなければならないが,いつかは治る病気である。ゆっくり,ゆっくりと治していきましょう。
著者のツレはうつ病の治療に3年間かかった、と書いてあり、
うつ病が長期化している自分にとって励みとなった。
『うつ病の治療ポイント―長期化の予防とその対策』は専門的過ぎて読むのが
きつく途中で読むのをやめてしまい、
『課長かっちゃん「うつ」からの生還』は休職後に復帰できているので
長期化している自分にとっては焦る気持ちで一杯になり、
『精神科に行こう!』は心療内科や精神科に行くのをためらっている人には参考
になるのかもしれないが、面白おかしく書こうとしているのか、その文章に
違和感を覚えた。
一方、この本と前作『ツレがうつになりまして。』はうつ病になってから読んで、
参考になったし、自分と同様の症状で苦しんでいる人がいることを知り励みとなった。
NHKでは何度もうつ病に関する番組が放送されているが、うつ病に対する理解は
あまり広がっていないと思う。
自分は家族に『ツレがうつになりまして。』を読んでもらい、自分の病気が
どういう病気なのか理解してもらった。
うつ病で無い人にどんな病気なのか理解してもらうのにも最適な本だと思う。
私もうつ病になって、もう10年になります。 最初は重かったけれど、いまはいわゆる「軽症うつ」状態です。 しかし抗不安薬と抗うつ薬は手放せませんし、 量も少しずつ増えています。 ツレさんのうつ病は私のものと同じではありませんが、 順調に回復されているようで、少しだけうらやましくも思います。 ツレさんは会社を辞めることで、うつが軽くなりました。 私も会社を辞めて、いったんうつが治りました。
そういう意味では、辞めるに辞められない人に比べると 恵まれているといえなくもありません。
私はそのあと再発しましたが、「会社」がストレスの発生源になっている場合、 思い切って辞めてしまうのも、冒険ではあるけど、選択肢としてあっていいと思うのです。
人生は長いから……そういうことをこの本は教えてくれます。 また、うつに対する温かい視線が、前作同様に感じられて、 うつで悩む人にとっては一服の処方箋にもなると思います。
「マンガ」ですが、下手な単行本よりずっと説得力もあります。 ツレさんとテンさんと、お話ししてみたくなりました。
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