交響組曲「ドラゴンクエストIV」導かれし者たち
賛否両論のあるというロンドン・フィル版のCDの中では
これが最も素晴らしい演奏だと思います。
まろやか、かつノーブルな音色で奏でられるDQ4の楽曲は
絶品で個人的には「序曲」「謎の城」「導かれし者たち」は
名盤と名高いN響を越える素晴らしい名演だと思います。
ちなみに録音は1996年・2000年の共に5月となっていて、
トラック3・5・7・9は「天空編ベストセレクション」に
収録されていたもので、それ以外は2000年に新たに演奏・録音
され追加されたもののようです。
論理サバイバル―議論力を鍛える108問
前作、『論理パラドクス』の姉妹編。本格的に論理学を学ぶための本ではないけれど、有名な論理学の問題やパラドクスを集めた本著をじっくり読めば、論理的な能力がつくこと間違いない。値段も安めだし、ネタ本としても重宝する。参考にした文献も逐一載っているので、発展的な学習をする場合も便利。ちっこいところではツッコミたくなるところもあります(Q001とか微妙)。三浦氏は「正解らしきものが一つも見当たらない」のがパラドクスと説明しますが、単純に答えがなくて解けない問題を私たちはパラドクスとは言いません。ちょっと筆が滑ったかな?とか思わないでもないです。ま、そういう箇所があるにゃあります。
しかし、ただの論理パズル本にはない特徴として(α)哲学の問題をパズル・パラドクスとして多く紹介しており、哲学へのイントロ的な要素がある(β)解答のための様々な思考ツール(その問題から得るべき教訓)についても解説している、という点が挙げられると思います。この点に著者のオリジナリティがある。遊び心もいっぱい入ってるし、魅力的な本ですね。
プライムセレクション 柏原芳恵
デビュー曲+TOP10ヒットだけを集めて\2000とお買い得の『ゴールデン☆ベスト』、ご本人のお気に入りを集め、ファン待望のTV映像のDVDも収録したコア向けの『CD+DVD THE BEST』の2作は、非常によく出来ていて、芳恵さんの表現力の高さも味わえる作品だと思います。
ですが、これはいったいどういったこだわりなんだろう・・。
「第二章・くちづけ」よりも「乙女心何色?」にこだわった理由、名曲と言われる「夏模様」、松本隆-筒美京平コンビで歌謡ファンも多い「ト・レ・モ・ロ」を外してまで、アルバム曲の中島みゆきカバー「アザミ嬢のララバイ」を入れた理由が分からない・・。音が特別、良くなった訳でもないし。これだから、レコード会社はいい加減・・と言われてしまいそうな内容なのが残念。表現力アーティストのカラーがしっかりしているだけに。