の1月に日経の別冊サイエンス23号として、初お目見えしました。筆者のマーチン・ガードナー氏、訳者の島田一男氏のコンビによるポピュラライズの成功例です。
1983年に出されたひらめき思考の再販本
元々の本はA3ぐらいの大きなサイズの本でしたが、この本はそれをお手軽な新書の
一回り大きいぐらいの本になっています。またおねだんも魅力的です。
内容は、1つの課題について、1〜2ページぐらいのマンガ、そして3〜5ページぐらいの解説という
シンプルな構成で、20課題ぐらいが1冊になっています。この課題の選択が
なんともすばらしく、まさにaha!と思うエレガントな解決方法のオンパレードです。
記憶では、もうちょっとマンガが多かったように覚えているのですが、それよりも
どのような課題を扱っているのか、サイエンス的にはどんな意義があるのか
まで踏み込んでおり、こんな解説があったのかと驚いています。
さすがに構成は古さを感じますが、扱っている課題が今読んでも
なかなかすばらしく久しぶりに買って良かったなぁと思える本でした。
お値段も手頃で、どこから読んでも良いこの本はお手軽に
なった分、お手軽に勧めることができる良い本ではないかと思います。
最近よく注目されている話題なので軽い気持ちで読んでみました。
「自分をダシに他人を笑わせるユーモア」「ひとりでいるときもゴミをひろえますか」「いいものを長くだいじに使う」という節がとくにおもしろくなるほどなぁという気分になりました。
この中で紹介されている日本人のすばらしいところを自分の生活に少しでも参考にしていきたいです。良書ですね。
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