若者語で「ジャケ買い」と言うのがあり、本CDもそれに近い(レコード盤のジャケットと同じで)懐かしさから購入しました。レコード音源が良いと言う人も居りますが、私はやはり摩擦音の無いCDの音が好きです。40数年振りに聴いたクライバーンですが、やっぱり「良いっ!」。少しの間だけ若返る事が出来ました。
バン-クライバーンさんは、日本が誇るピアニスト辻井伸行さんが訃報に対するコメントを寄せられていて、初めて知った方です。ピアノのクラシック音楽が好きで、CDショップにあるのを購入する度にがっかりさせられていました。クライバーンさんの音色は、胸に染み入ってきます。毎晩、子守唄に聴いています。タイトルの「( ̄▽ ̄;)」の意味は、この作品の解説書をはじめ全てが、英語。わかりません。私のように、音楽に解説は必要ない!!な人には、問題ありません。
子育て奮闘中の母親です。私には娘が一人おりますが、 いつか、伸くんのような、きれいな音を奏でられる 世界的なピアニストになってくれたら・・・と そんな思いで、娘にピアノを習わせています。
娘自らが「ピアノ習いたい!」と言い とても楽しんでいるようなのですが、時折、 練習を嫌がったりと親の思うようにはいきません。 それでつい私は、娘に対して 「もっと練習しなさい!」「全然音が違う!」などと ネガティブな言葉をぶつけてしまうことがあります…。
どうしたら上手になれるのだろう? 私が手助けしてあげられることはなんだろう? と悩んでいたところ、この本に出合いました。 辻井いつ子さん流の明るくて楽しい子育て術が 分かりやすく書いてあるので、とても読みやすい本でした。
「『親ばか力』で才能を引き出す10の法則」の ひとつひとつがなるほど!と思うものばかり。 しかも、心がけひとつですぐに日常に取り入れられるものばかりで、 なんだかやる気が出てきました。
この本を参考に、私も娘の才能を引き出してあげられるように 親ばか力を磨いていこうと思います。
特集号では書かれていないエピソードがとても嬉しいし、楽しく読む事ができました。
ハオチェン・チャンのコンサートに行って深く感銘を受けたので、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールのことが知りたくて購読。日本では辻井伸行さんのことばかりがクローズアップされていたので、このコンクールに同時優勝したピアニストがいたことも知らなかった。 この本では、辻井さんのことだけでなく、コンクール全般について網羅的に解説紹介されている。出演者や関係者、審査員などのインタビュー、コンクールの成り立ちや、このイヴェントを支えるホストファミリーやボランティアなど多くの人々の活動も興味深い。そしてこのコンクールが出場者達にとっていかに厳しい試練を乗り越えなければならないハードなものなのかがわかった。 予選、準予選、ファイナルのそれぞれについて、主要な出場者の演奏についての著者の批評も的確でわかりやすい。DVDのドキュメントなどではわからない個別の演奏の出来不出来や特徴もわかって、チャンと辻井さんがなぜ優勝を勝ち得ることができたのかが納得できる。どんぐりの背比べなどではなく、やはり2人はすごかったのだ。 私はチャンの生の演奏を聴いたとき、将来の巨匠の若いときに遭遇したような驚きをもったのだが、著者も「天才の誕生を目撃したような気がする」と評していて、チャンについて同じ印象をもたれたのだなと思った。「なんだか他のピアニストと違う」「全曲を通して音はキラキラと光り、リズム感は抜群で、聞いていて涙が出そうだった」という評には全く共感する。 そして辻井さんが、純粋にピアニズムという点でいかに聴衆の心を打つ演奏をしたかが語られている。今度はぜひ辻井さんの生の演奏にも触れてみたい。
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