政府軍最前線基地エリア88。 友の陰謀によりこの外人部隊に配属されてしまった風間真は絶望の日々を送りながらも、 恋人・涼子を思い、一日でも早く日本に帰る為、出撃を繰り返す・・・ 基地を抜ける為には膨大な違約金を支払わなくてはならない。 敵機を落とすごとに資金はたまっていくが、自分が自由になる為に人を殺さなくてはならない事実は真の精神を蝕んでゆく。 真の苦悩や、ギリギリの感情にこっちも胸が締めつけられます。
原作でも人気の高いエピソード、”フラメンコ・サヴァイヴァー”原案の第9話"音速のタイトロープ”、オリジナルストーリーの第10話”運命のコントレール”収録。オリジナルキャラでしゃばりすぎ、原作の世界観が無視されている、時系列がむちゃくちゃetc.原作ファン(含む私)からは散々不興を買った本シリーズではあるが、10話のシン-ミッキー-新庄の絡み方は全12話の中では唯一まともに見られた。”お金は無いけど、どうしても新作のDVDが欲しい!”という方への一本としてお勧めします。
この話は、元々、非常に不自然な話で、設定などに無理がありすぎると思っていた。しかし、1巻から4巻までは、それなりに「素晴らしい」とも評価できるいい話で、次の巻を心待ちにしていた。ただ、この巻になって、どうも初期の設定を変えたのではないかと思えるふしがある。バートリー夫人の話にあれだけページをさいたのは、全体のバランスからすると疑問があり、この段階で話が破綻している可能性がある。
一年に二回刊行として、いまの話の展開だと、全20巻ほどでないと収拾しないと思えるので、あと、7,8年完成を待たなければならないのだろうか。設定が変わっている可能性の根拠は、最初にフレイアはクレマンに指示して吸血鬼化を防ぐためワクチンを投与したが、この巻では、あのワクチンは蛇毒などに対応する汎用の薬だとなっている。それはおかしい。
設定について思うのは、例えばジョシュアというのは実は、ヘブライ語起源で「イエス」と同じ名で、このあたり何かトリックがあると思える。フレイアとかオーディンは北欧神話の神の名である。アテナやソフィアはギリシア神話。そして「クオー・ウァーディス(Quo vadis)」というのは、ラテン語で「貴方はどこへ行くのか」という二人称単数形で、「我々はどこへ行くのか」という意味はない。
このままだと話が破綻している。何とか次の巻で、鮮やかに話を切り替える必要があるが、先行きが非常に不安である。この話は完成しない可能性があるが、或る意味で無茶苦茶な設定とはいえ、個々の巻はそれぞれに非常に面白いのは事実である。一体どうなるのか、作者はどう話を収拾させるのかという興味があり、失敗したとしても、十分に面白い話である。構成の出来具合はまだ確定した判断ができないので、面白さで判断すると、星4となる。
このシリーズはサブタイトルなしなんで
36〜41話が掲載されてます、そのなかでなんとヒロインの乗る車が当て逃げされ、瀕死の重傷を負ってしまいます〜
42話(次巻の8巻で)でイエスがヒロインたちの前に堂々の登場!?(ってことは次巻8巻も買わなきゃな^^;;)
7巻末で登場した幼子イエス。去り際に涙が一筋…この理由はいずれ明かされることでしょう。
8巻で読者をびっくりさせるつもりであったろう、フレイア幼体化の本当の理由。
実はフレイアは、魔女狩りがら逃げるため、樹に生体同調して隠れた結果、遺伝子変異を起こし、生命維持ができなくなり、棺(カプセル)に組みこんだクローン再生機能で作られたコピーだった。
だけど1巻では、細胞の一つでも残っていれば、再生できる不老不死の体だと書かれていたのですが…
ヨーロッパの吸血鬼ギルドも、3世代目対応に動き出します。吸血鬼化の理由ははウイルス感染。3世代目のモンスター化を防止案は、ワクチン、遺伝子治療、抹殺の選択肢。7巻までは、4世目が出ないと書かれていたのに、8巻ではいきなり4世代目の話まで出てきます。これは伏線かそれともミス?
一番気になるのは、アテナがルーやソフィアと違い幼い姿のままであること、イエスと出会った時には、目も見え、足も動いていたのに、目が見えず、車いすを使い、吸血を必要とする今の体はなぜ?
8巻でいちばん印象に残ったセリフは、3世代目だけを抹殺するというギルドの提案に対するバートリー婦人の次のセリフ
「終わりのない不安… 永久に続く緋色の闇
それは一世代目も2世代目も同じはず…なぜ3世代目にだけ福音が与えられるのですか
どうしてすべての吸血鬼を灰にする福音の品をお作りになりませんでしたの」
イエスがこれからやろうとしていることとつながっていくのでは…
|