沖縄の美しい海を守りたい。
美しい海を、サンゴ礁を、愛する家族に見せたい。
その思いだけで戦った人。
馬鹿にされ、騙され、傷ついて、それでも自分の信じたことを貫いた人。
金城さんの姿は、なぜか芸人岡村隆史とかぶってみえました。
一生懸命サンゴの養殖に取り組む金城さんの周りに、愛を持って仲間が集まる。
一生懸命なその姿に、人は胸を打たれる。
岡村さんも、そうなんだと思います。
映画に出れば心無い言葉に叩かれ、放送倫理に引っ掛かると言われては叩かれ
それでも一生懸命笑いに取り組む姿。
岡村さんのその姿に、私たちは胸を打たれ彼を愛してやまない。
失敗を恐れていては、何も始まらない。
だから傷ついても彼らは前へ進むのでしょう。
その姿は美しい。沖縄の海に、負けないほど。
家族の愛、仲間の愛、夫婦の愛。そして、大きな沖縄への愛。
全ての愛に泣かされました。
たくさんの人に見て欲しい映画だと思います。
病院をたらい回しにされる現代医療の抱える問題や、倫理的に、まだ法的に認められる前の脳死外科手術。そんなテーマが大きな軸となって物語は展開して行くのですが、話題となっているリアルで緊張感溢れる手術シーンは勿論、病院で勤務する人達のそれぞれの心の動きが、とっても繊細に描かれている秀作だと思います。
大学病院に依存しなければ運営が成り立たない市民病院の現状、医療ミスとその隠蔽、患者への不誠実な対応。何より最初からあきらめているかのような病院の体質。これらは決して完全なフィクションとは思えません。
一方、「医は仁術」という言葉の意味を教えてくれる一人の医師。主人公の当麻は、天才的な医師で素晴らしい人徳者。良くも悪くも理想的すぎて、そんな人物像はフィクションだよなぁと。(苦笑)
そんな突出した医師でも、たった一人では何もできない。主人公を支える周囲のスタッフ。当麻の存在によって医療そのものを見つめなおしていく努力型の人間たちが、主人公をサポートしている点に、物語の誠実さがあります。
ただ、肝臓移植の話は、あまりに描写が浅い。ドナー提供というデリケートな問題、最大の争点である脳死判定の困難さをあっさりとスルーするので、考える余地さえなかった。まぁ、その問題を掘り下げたらそれだけで映画が1本出来ちゃいますけど。(苦笑)
堤真一の孤高の医者ぶり、手術シーンの手際の本物らしさ、もよかったですが、夏川結衣と余貴美子、二人の実力派女優の演技も絶賛ものでした。
医療ものとしてフィクションと現実味のバランスのとれた、見やすいエンタテイメントに仕上がっているし、『医師と看護師の恋愛話』という安易な展開へ物語が流れなかったことにも好感を持てました。
すごく良いです。 挫折や障害を乗り越える、勇気や成長を感じられる作品です。 お芝居の中に沢山のアドリブと笑いがあって、 本当に楽しいお芝居です。
普通なら慌ててしまうようなハプニングを、 笑いへのチャンスに変えてしまうのがスゴイ。 ハプニング集などをみると、本当そう思います。
ぜひ一度観てください。
元・超能力少年、今・詐欺師を演じる吉沢悠と不思議キャラ実は・・・の伊藤歩。 創った自分と素の自分をもつ2人だけに、役者2人はそれを演じ分けなければならない結構難しい役柄なのだが、それをさすがにこの2人は演じ分けた。 多胡由章初監督だが、ポップでテンポの良い、楽しい作品だった。 撮影期間が9日間だったそうで、そのためかアラが目立つがそれはご愛嬌。 特典もかなり充実。 コメンタリーは監督とプロデューサーだが、これまたテンポ良く内容充実、日本映画のコメンタリーはひどい作品が多いがこの作品は良かった。
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