「月」のつく曲にやたらと名曲が多いのは何故でしょう。月は狼の本能だけでなくアーティストの感性・イマジネ-ションをも刺激するのですね。古くはべート-ヴェンの「月光」にはじまり、「荒城の月」、「月の砂漠」、「ミスタ-ム-ンライト」、「キリングム-ン」、「ム-ンライトシャドウ」、「マンオンザム-ン」、「カサブランカム-ン」、「ハバナム-ン」、「ブル-ム-ン」・・・・挙げていくとキリがありません。でも最後にくるのはやっぱり「ム-ンリバ-」かな。ポップ・ミュ-ジックの最高の名曲ですね。ジャケットのオ-ドリ-もめちゃくちゃ可愛いし、一家に一枚のお宝盤です。これは。自分はこのCD,一番いいところに飾っています。アナログ盤も欲しいなあ。
Capoteの繊細な文章が美しい小説。
ふとしたことから、作家の“I”は、 HollyGolightlyについて、回想を始める。
“Miss Holly Golightly/Traveling” メイルボックスにそんなカードをいれておくHollyは、 髪を少年のように短くカットし、 すらりとして、趣味がよく、 黒かグレーかブルーなどの色の服を着て、 とても魅力的だ。
安らかさと同時に、自由や、遠い場所をも求めている。 安定した生活も手に入れることができるのに、 いざとなるとまた遠くへと旅立ってしまうのだ。 そして根っこにやさしさを持っている。 それがまたHollyが人を惹きつけるところなのかもしれない。
映画とは違って、最後は猫とも“I”とも離れ離れになるHolly. 猫は、ある家の飼い猫になってのんびり窓辺に座っているところを“I”に目撃される。 Hollyはどうしたことだろうと、 読み手のこちらもため息をつくような繊細な小説だった。
Don't wanna sleep, Don't wanna die, Just wanna go a-travelin' through the pastures of the sky.
オードリー・ヘップバーンの映画で有名。南部出身の作家が都会のビート文学に挑戦といった風体だろうか。カポーティ独特の素晴らしい文体が鋭く光る。
オードリー・ヘップバーンの映画で有名。南部出身の作家が都会のビート文学に挑戦といった風体だろうか。カポーティ独特の素晴らしい文体が鋭く光る。
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