はっきり言って、原作のファンだっただけで、それほどの期待もせずに買い求めた。
間違っていました、スタッフの方々ごめんなさい。
いまどきのアニメってこんなに微妙なきれいな色合いが出せるんだ。
すべての話が、何となく紫色が基調になっているような気がする。長野まゆみ氏の作品に「千の紫」というものが出てくる。読んだときは千もあるかいと思ったが、あるかもしれない。
声優さん方も、ギンコを初めとして子どもたちも抑えぎみで、聞いていて心地よい。
繰り返し見ることで本を読む時間が削られそうで、少々怖い。
私はアニメを見てからコミックを読みました。 相方はコミックを読んでからアニメを見ました。 「コミックの世界をそのままきちんとアニメにしている」 二人の共通の意見です。
DVD全巻見ました。
水彩画のような絵のタッチ。 アフレコの声、せりふの言い回し。 コミックを忠実に再現しています。
それにすばらしい背景の音楽。 ついサントラ盤を買ってしまいました。
コミックを大好きなスタッフがアニメ化したのでしょうね。
コミック、アニメ、どちらが先でも両方じゅうぶんに楽しめます。
紹介文に第4弾と書かれていますが、第7弾の間違いです。読んだ人が混乱すると思ったので書いておきます。
以前にもあったようなストーリーのパターンが…。 前にもこんな話なかったっけ、なんて思うようになってきました。 そろそろ多少物語に展開があってもいいような気がするのは私だけでしょうか
第12話、眇の魚
ギンコの幼少編。そして、蟲師として人生を歩み始めた由来が明かされる話です。
そこにいたのはギンコの「師匠」とも呼ぶべき人。
探すべき愛す人を探し、そして、それがもうこの世にいない事を知る。
そして自分の運命を受け入れた人の話です。
そういう過去があったのか・・・と、考えさせられる話でした。
第13話、一夜橋
愛した女性のために全てを捨てる事を決めた男の話です。
その女性が例え「どの様に」なろうとも愛し続けた男の純粋さ。
そして、その愛のために本当に全てを捨てる潔さ。
その愛の形が実に美しかった。
第14話、籠のなか
お互いに相手の事を思うあまり、お互いにその相手を苦しめた二人の物語です。
その二人の愛は本物。
本物であるが故の苦しさ。
その切なさがあまりに美しかった。
これは、愛のために生きた者達の美しく切ない物語の記録だったと思っております。
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