これぞ教則だと思います。 演奏前に曲の解説、そして演奏… 演奏後には、ポイントとなるフレーズの 解説→スロープレイ→徐々にスピードアップして… という感じで「対話式」で進めてくれるので 置き去り感がなく、不思議な親近感が湧いてきます(笑)。 (見終わった頃には、心の中で「ポール先生」と呼んでいることでしょう) 肝心の解説書には、収録曲の殆ど(デモの曲以外)がTAB譜付きで 載っているので、練習材料としては申し分無しです。 デモ曲では、電動ドリルピッキングプレイ(エディーのとは違う)も 披露してくれています。 が、肝心なのは「クラシック」に触れられる事だと思います。 これらの曲は、完全にマスターしなくて(できなくて)も、 フレーズを覚える事にこそ意義があるもの。 意識しないと、ナカナカ聞かないジャンルですよね?クラシックって…。 海外の有名アーティスト大勢の基礎にある、 クラシックを教材に採り上げてくれた ポール先生に感謝です。
ポール・ギルバートによる、初心者向けのギターレッスンです。 けっこう濃い内容で、中級者でも十分ためになる内容と思います。 ギターレッスン、エクソサイス、音楽用語、ギターメンテナンス、必聴ガイドなど、CDもついてます。
彼にとって3枚目のインストアルバムです。彼なりの手癖フレーズはありますが、アルバムを出す度にどんどん良くなっていきます。今回のアルバムは’音密度’にこだわったとのことですが、確かにそうかもしれません。1曲目から度肝を抜かれる楽曲です。いろいろなフレーズが飛び出して、またメインのリフに戻っていく。いやー、なんとも驚かされるアーティストです。
まず注目すべきは当たり前のことだがポールのギタープレイである。 今作は2年の充電期間があったということもあってかよく練られたリフ、そして真骨頂ともいえる弾きまくりソロが随所に見られるのがうれしいところだろう。 構成としては前半にレーサーXのときのようなヘヴィな、またハードロック的な曲が揃っており後半はプログレ・バラード・ブルース・サイケ・ポップなど実にバラエティに富んだ楽曲がちりばめられている。 またどの曲も実にメロディアスかつテクニカルであり、通して聴いてもまったく飽きが来ないというのも大きな特徴だろう。 ロック好きにはもちろん、そうでない人も十分に楽しめる内容になっているのでぜひ一度聴いてみてほしい!
今回も前作の"GET OUT OF MY YARD"に引き続きインストアルバムです。 邦題は「咆哮!」ですが、オリジナルタイトルの"SILENCE FOLLOWED BY A DEAFENING ROAR"とは「静寂に続く耳をつんざく爆音」。 前作"GET OUT OF MY YARD"の世界ツアーから自宅に帰ってきたポールは引越しなどで2ヶ月間ギターが触れなかった。 その静寂の2ヶ月間の後、ギターに再会した喜びを爆発させて作ったのが今作。
私は早速購入し、3回りほど聞いてみました。 1,8,11のようにRacerXを思い起こさせるヘビィーなナンバーが軸にはなっていますが、バラード調の5や、Evis Costelloのカバーの9、ちょい日本風(?)の7など、前作に比べて断然バラエティに富んだ曲がそろってます。 なかでも秀逸なのは2.のバッハの曲のバンドアレンジ。 ポールのアルバムでクラシックをカバーした曲はいつもギターだけの多重録音でしたが、このバンドアレンジはいいですね。
数曲でEmi GilbertさんがHarmmond B3とピアノを弾いてますが、これはひょっとして2006年に結婚した日本人の奥様のこと???
私は前作より好きです。
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