アルバム全曲捨て曲無しは、本当に滅多な事ではなく素晴らしい事です!このアルバム、聴き飽きる事を知りません!本当に・・・。そして何処で聴くのも大好きですが、個人的には車内で聴く事が一番のお気に入り!とにかく、もし迷っているのでしたら、是非是非トライしてみて下さい!
聞いていると映画の場面が浮かんできます。愛の音楽、歌に引き込まれてしまいます(+_+)
話自体は大変興味深いものです。しかし訳者が大変不勉強です。
最大の過ちは何といっても本書の表題である"a beautiful mind"を「美しい心」と訳していることでしょう(「訳者あとがき」)。"mind"とは感情の働きとは異なる、理性による論理的思考のことです。アメリカ人は"heart"(心)というとき、胸を指しますが、"mind"というときは頭を指します。したがって本来これは「優れた頭脳」、「優れた思考」とでも訳されるべき言葉です(たとえばロースクールで教えられるところの"legal mind"は「法律的思考」と訳されます)。 普通の日本人にとって"mind"と"heart"という言葉の区別はつきがたく、多くの人が"a beautiful mind"を「美しい心」と間違って解釈していると思います。プロである翻訳家はそれを改めるだけの技量があってしかるべきです。
また本書はアメリカの大学に関する記述が多いにも関わらず、訳者はアメリカの大学制度に関する知識も持ち合わせていません。「教養課程が最もすぐれた大学のひとつ、アマースト大学」(p-516)というのも、訳者が"liberal arts college"と総合大学との違いを知らないことを物語っていますし、"University of Wisconsin"を「ウィスコンシン州立大学」と訳すのも、訳者がアメリカの"University of 州の名前"と"州の名前 State University"の違いを理解していない証左です(訳者はたとえば両方とも州立である"California State University"と"University of California"をどう訳し分けるつもりでしょうか)。
ということで話は面白いのに、時折現れる変な訳が気になってとことん楽しめない作品です。
CDショップにヒーリングコーナーがあり、そこの試聴でソッコー購入を決意。15枚全部聴いてこれが一番好きでした。虫の声、水の音、どれも心地よい分量で音楽と上手く融合しています。不快な音、耳障りな音は何一つありません。様々な「夜」を感じますね私は。 眠りにつく前に毎日聴いています。娘もとても気に入り、読書する時これを聴くと落ち着くと言っています。 私にとっては絶対に手放せない一枚ですが意外と評価が低く驚きました。 癒しに求めるものは千差万別なので、試聴がオススメです。
アメリカのアカデミー賞は、あてになる。毎年、受賞する作品は性質は違えど、強烈な表現力を保持しているし、心に残る感動を刻んでくれる。 もちろん、この作品も例外ではない。 ノーベル賞を受賞した実在する数学者の話。数学者として才能を持っていながら、周囲に認められず、不遇な時代。画期的な説を打ちたて、一躍抜擢された名誉ある地位。そして、研究に没頭するが故に精神が冒されてしまう。 精神病を扱った映画をいくつかみてきたけど、この映画はその怖さの「果てしなさ」とか「悲しさ」を見事に伝えている。自分の存在を根こそぎ否定する病気。苦しみが見てて辛かった。 内助の功、そのままだ。「愛で支えていく」、言葉にすると簡単だがそれが想像もつかないほど過酷な試練だということをこの映画は伝える。この女優の名演は、アカデミー賞への大きな一歩になっているだろう。 ラッセル・クロウは今旬の俳優。素晴らしい。役が乗移っている。「L.A.コンフィデンシャル」、「インサイダー」、「グラディエーター」、そしてこの作品。一見、無骨だけど全身で表現している俳優だと思う。 タイトルそのまま「ビューティフル・マインド」。感動が深いです。
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